先日、イタリアのコモ湖畔で行われたオークション「コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ・オークション2026」では、R34スカイラインGT-Rが5台、初代NSX(NSX-RとタイプS)が2台出品された。ちなみにこのオークションでの日本車最高落札額は2002年式スカイラインGT-R CRS by NISMOの46万7500ユーロ(約8630万円)であった(1億円超の落札が期待されたNSX-Rは流れた)。これがもし日本であったなら、ベースのR34スカイラインGT-Rが2000万〜3000万円、ニスモによるCRSパッケージプランをフルでやって約3500万円というから、5500万〜6500万円くらいに落ち着いたのではないだろうか。
このように、海外のオークションで落札されるコレクター価値の高い日本車は、日本国内での相場価格よりも高額になることが多い。じつはこれには秘密があり、為替が大いに絡んでいる。たとえば前出の2002年式スカイラインGT-R CRS by NISMOであるが、約8630万円という落札価格は、現在の為替である1ユーロ=約184.5円(2026年6月8日)で計算されたものだ。これがもし6年前の1ユーロが117円であった2020年5月であれば、約5470万円となる。その差はじつに3000万円以上。