この記事をまとめると
■ジェイズレーシングがセントラルサーキットを買収した
■5つの改革方針で施設の老朽化と利用者の高齢化に挑む
■アンバサダーに“ドリキン”こと土屋圭市氏を任命
土屋圭市をアンバサダーに迎えてセントラルサーキットが再始動
ホンダ車専門ブランド「ジェイズレーシング」を展開する大阪府のジェイズ・コーポレーションが、兵庫県西脇市に位置するセントラルサーキットを買収した。その経緯と今後の展望について説明するメディア向け会見が開催され、同社代表の梅本淳一さん、そしてアンバサダーに就任した土屋圭市さんが登壇した。
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はじめに、中尾本部長がジェイズコーポレーションの変遷を説明。従来はホンダ車向けチューニングパーツの開発と販売をメインに事業を展開してきたが、近年は中古車輸出や陸送などを含むグローバルなモビリティ事業へと拡大。売上規模も2014年頃の約5億円から、現在は70億円規模へと成長しているという。
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今回取得したセントラルサーキットは、大阪から1時間という好アクセスを誇る関西圏では数少ないJAF公認コースで、テクニカルなレイアウトが特徴だ。一方で、施設の老朽化や利用者の高齢化といった課題も抱えている。会員の平均年齢は2000年頃の30代前半から、現在は50歳前後にまで上昇しているというデータも出ており、新規ユーザーの獲得が急務となっている。
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こうした状況を踏まえ、同社は大きく5つの改革方針を掲げた。第1にブランド刷新としてロゴとウェブサイトをリニューアル。第2にアンバサダーとして土屋氏を迎え、発信力を強化する。第3にイベント拡充とカテゴリー多様化、第4にドライバーおよびオフィシャルの育成プログラムの構築、そして第5に施設の大規模改修である。
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とくに印象的だったのは改修の優先順位についての議論だ。国際規格サーキット化を視野に、安全設備の更新なども検討されているが、土屋さんから「まずはトイレをきれいに」と、梅本代表へ提言があったという。
家族やパートナーも一緒に快適に過ごせる環境をつくり、「またサーキットに来たい」と思ってもらうことが大切だと、土屋さんは語る。この提言を受け、同社も方針を再整理し、“すべての層に開かれたサーキット”を目標に据えることとなった。