ランボルギーニの販売数を年間1000台以上に引き上げた立役者
捻じり剛性で2万3000Nm/度という強靭なアルミニウム製スペースフレームのミッドに搭載されるエンジンは、かつてのスモール・ランボルギーニが採用したV型8気筒ではなくV型10気筒だった。このDOHC40バルブ自然吸気エンジンが発揮した最高出力と最大トルクは、それぞれ500馬力・510Nm。
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ミッションは6速MTと、eギヤと呼ばれる6速セミATの選択が可能で、駆動方式はビスカスカップリングをセンターデフに用いるフルタイム4WDのみの設定だった。通常走行時の前後駆動力配分は30:70。これを基本に常時最適なトルク配分が行われる。
ランボルギーニはこのガヤルドで、年間1000台程度の販売を計画するが、市場での反応はそれを大きく上まわるものだった。その人気を背景に、2005年には早くもエンジンの最高出力を20馬力高めて520馬力とするなどのアップデートを実施している。
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また、2007年にはランボルギーニが1963年の創立後に初めて販売した「350GT」のボディをデザイン、そして製作したカロッツェリア・トゥーリングを象徴する技術でもある「スーパーレッジェーラ構造」の名を受け継いだ「スーパーレッジェーラ」も送り出している。
このモデルはエンジンカバーやドアのインナーパネル、リヤデフューザーなどをCFRP製とするとともに、やはりCFRP製のフレームをもつスポーツシートを採用するなどの軽量化策で、ノーマルモデルから約100kgをダイエット。1330kgの車重を実現し、同時にエンジンも530馬力に強化したスパルタンなモデルだった。オプションで大型の固定式CFRP製リヤウイングを装備することもできた。
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ガヤルドにはほかにもまだまだ数多くのバリエーションが存在する。2005年にデビューした「スパイダー」や、2008年以降のいわゆる後期型モデルについては、またこの先で触れていくことにしよう。