この記事をまとめると
■サブスクの普及によってカーリースは身近な存在になった
■上質なリースアップ車両は中古車として再びリース車両として使われる
■低年式だったり走行距離が多い車両は中古車として販売される例が多い
サブスクの普及で身近になったカーリース
リースは一定期間にわたり、クルマを借りて使うサービスで、分割払いのローンと同じく昔から存在する。ただし、最近はスマートフォンなどいろいろな商品やサービスで、毎月一定の金額を支払って使うサブスク(サブスクリプション)が増えた。その影響もあり、カーリースが以前に比べて身近な存在になった。
カーリースは税務処理がしやすいこともあり、以前は法人のユーザーが多かった。それがいまは、サブスクの普及により個人リースが中心になる。リースは月々の支払い額が決まっているから、支払計画も立てやすい。
KINTOによる月々の支払いシミュレーション画像はこちら
とくに最近はスマートフォンから音楽や動画の配信までサブスクが増えた。ユーザーも、「いくらの商品を買うか」ではなく「月々どの程度の金額まで支払えるか」という使用料金で消費を判断するようになった。そのためにクルマもリースが使いやすくなっている。
カーリースには中古車リースも存在するが、一般的には新車を使ったリースが多い。リース期間は3年から7年が一般的で、9年に達する契約期間も見られる。また、最終的にクルマの所有権を得られるまで(つまり自分のクルマになるまで)、支払いを続けられるリースもある。こうなるとリースというよりもローンに近い。
リース期間を終了した「リースアップ車両」の取り扱いもさまざまだ。リースはクルマを借りて使うサービスだから、基本的には車両を返却するが、残価を支払って買い取れるタイプもある。
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残価を支払って買い取るときは残価、つまり買取金額に注意する。同程度の中古車よりも高い場合は買い取るメリットも乏しい。逆に相当に安く買い取れるならメリットが生じる。残価を支払って買い取り、その金額よりも高く売却できるならトクをするからだ。
それならユーザーがリースアップした車両を返却した場合、その車両はどうなるのか。この行方はさまざまだ。
たとえばトヨタによる定額制カーリースのKINTOなどは、リース期間を終了した車両をユーザーが買い取ることはできない。全車を返却する。そして上質なリースアップ車両は、「KINTO中古車」など、改めてリース車両として使われる。KINTO以外でも、リースアップ車両を中古車リースとして改めて貸し出す場合がある。
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その一方で、リースアップ車両が低年式になっていたり、改めてリースできないほど走行距離が増えている場合は、中古車オークション(中古車のせり市)を経たりして中古車市場に流通する。以上のようにリースアップした車両の行き先は、一般的には改めてリースされるか中古車市場に並ぶかだ。