価格は1000万円をギリギリ切るか……!?
そしてつい先日、HRCはスーパー耐久第2戦鈴鹿大会から、レース専用車である、「シビック TCR」をベースとした、「シビック タイプR HRCコンセプト」を走らせると発表している。HRCはかねてより、「このスーパー耐久参戦で得た知見をもとに、市販車向けのパーツをリリースしたい」と、レース期間中に何度もメディアへ向けて発信しているので、今シーズンのスーパー耐久で、最終調整に入る可能性も捨てきれない。
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なお、「シビックタイプR HRCコンセプト」はすでに鈴鹿サーキットなどで、レーシングドライバーの佐藤琢磨氏がテスト走行を実施し、そのポテンシャルの高さをメディアの前で語っている。
目に見える場所だけ見れば、空力デバイスをメインとしたアップデートにホイールの軽量化、エキゾーストの変更による排気効率アップが見受けられるので、少なくとも現在販売されている通常版のFL5よりも高いポテンシャルを秘めていることは間違いないはずだ(そうでないと意味がない……)。
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しかし、この「シビックタイプR HRCコンセプト」販売に関する噂が、なぜここ1カ月ほどで多く出てきたのか。もちろん、先の東京オートサロンや大阪オートメッセでの展示による影響も大きい。しかし、もうひとつ考えられる理由としては、計算上、FL5がそろそろマイナーチェンジのタイミングを迎える……ということも挙げられる。
というのも、先代モデルのシビックタイプR(FK8)は、2017年に登場し、3年後の2020年にマイナーチェンジを実施。そのタイミングで初代シビックタイプR(EK9)の後期モデルにあった色をオマージュした、サンライトイエロー IIが美しい限定車、リミテッドエディションを設定している。このモデルは、動力性能はそのままに、冷却性能強化と23kg軽量化を実現したモデルであった。
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この流れから考えると、そろそろFL5がマイナーチェンジを実施し、そのタイミングで「シビックタイプR HRCコンセプト」を、いよいよ市場に投入してもおかしくないと推測できるわけだ。年始のイベントでの展示、スーパー耐久への参戦時期を考慮すると、2026年10〜12月ごろになんらかの動きがあるかもしれない。
また、このFL5が発表された2022年当時、開発関係者の首脳陣からは「FK8にあったリミテッドエディション的なモデル……せっかくなら出したいですね。まあ期待していてください(笑)」といったような発言も聞いている。これが、ちょっとしたカスタムモデルなのか、HRCの名を冠したモデルなのかは当然このとき知る由もないが、いま現在あるピースを集めると、予想を超える飛び道具が出てきても何ら不思議ではない。
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気になる価格に関しては、一説では余裕で1000万円オーバーともいわれているが、ドライカーボン製パーツなど、レースシーン直系の超高額素材を採用しなければ、+400万円もの価格が乗るとは考えにくい。昔からホンダはギリギリ大台を超えない価格設定で攻めてきているので……ズバリ、999万円みたいなラインを突いてくるのではないだろうか(ほぼ1000万円だが)。
ただ参考までに、無限が展開する「グループA」、「グループB」というエアロキットが1台分で462万〜495万円、東京オートサロン2026でARTAより発表された「ARTA GT FL5」というボディキットが1350万円であった。
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これらは高価なドライカーボン製パーツを多く使っていることもあって、このような価格という背景もあるので、「シビックタイプR HRCコンセプト」が同じようなことをしてくれば、HRCの名を冠している以上、間違いなく1000万円は超えてくるだろう。あとはエンジン内部にまで手を入れるかどうか、ここがポイントとなりそうだ。
ホンダのワークスであるHRCが初めて手がける四輪の市販車、史上最強のタイプRが出てくるXデーはもうすぐそこかもしれない!