航続距離734kmと大容量ラゲッジと現実的価格ってこれ売れるヤツじゃん! スバル・トレイルシーカーの完成度の高さがマシマシだった

この記事をまとめると

スバルが第2弾EVとなる「トレイルシーカー」の日本発売を発表した

■最大734kmのロングレンジを実現して実用性が大幅に進化している

■AWD性能やアウトドア適性など随所にスバルらしさが見られるEVとなっている

スバルEV戦略車第2弾となる「トレイルシーカー」を日本発売

 2026年4月9日、スバルが「トレイルシーカー」の日本導入を発表した。トレイルシーカーは、スバルのグローバルEV戦略における第2弾となるミッドサイズSUVであり、ソルテラに続くモデルとなるが、その中身を見ると、ソルテラからの進化が著しい。航続距離、パフォーマンス、実用性と、あらゆる面で「売れるEV」となっている。

 エクステリアは、直線基調のボディに加え、発光式の六連星エンブレムや特徴的なシグネチャーランプを採用するなど、EVでありながらアウトドアSUVとしての個性を前面に押し出している。いかにもスバルらしいともいえるが、ブランド内で共有される意匠を採用することで独自性が薄れているところは、好き嫌いが分かれるかもしれない。

 インテリアは一転してシンプルで先進的。14インチの大型ディスプレイを中心とする水平基調のデザインで広がり感を強調。上級グレードではナッパレザーシートも用意するなど、高級感の演出も忘れていない。

 パワートレインも見逃せない。前後にモーターを備えたAWD仕様ではシステム最高出力280kW(約380馬力)を発揮するなど、スバルが長年に渡って培ってきたAWD制御と組み合わせることで、雪道や悪路でも意のままに操れる走りを実現しているという。

 そして、注目すべきは、長い航続距離と充電性能の高さ。搭載バッテリーは74.7kWhのリチウムイオン電池で、WLTCモードでの一充電走行距離はFEDモデルで最大734km、AWDモデルでも627kmを確保しており、実用性の高さは十分。さらに、急速充電では10%から80%までを約28分で回復できるなど、日常使いからロングドライブまで幅広く対応してくれるだろう。

 さらに、このトレイルシーカー最大の武器が実用性だ。荷室容量は最大633リッターを確保し、アウトドアユースにも対応するのに加え、AC100V/1500Wの給電機能も備えるなど、キャンプや災害時の電源としても活躍が期待される。「使えるSUV」としての完成度は非常に高そうだ。

 また、群馬製作所・矢島工場での国内生産という点も見逃せない。EVシフトが進むなかで、「メイド・イン・ジャパン」の信頼性や品質を前面に押し出せる点は、販売面でもプラスに働くことが予想される。

 気になる価格は、FWDモデルが539万円から、AWDモデルが594万〜638万円。決して安価ではないものの、性能と装備を考えればかなり現実的なラインといえそう。

 ライバルがひしめくEVのミッドサイズSUVのなかで、トレイルシーカーの強みとなるのは、「スバルらしさ」をしっかりと打ち出している点ではないだろうか。EVとなってもAWD性能やアウトドア適性といったブランドの核を継承していることは、従来スバルユーザーには安心な、そんな1台となっている。


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