【試乗】買い替えなくても「最新」になるスバルのマジック! 「スバルアップグレードサービス」を試したら絶大な効果に驚きしかない (2/2ページ)

現行レヴォーグの魅力を大きく引き上げる

 もうひとつの「コンフォート&クワイエットパッケージ」は、車体の各部(とくにリヤまわり)に吸音材と制振材を最適配置することで、車内への走行音や雨音の侵入を低減させるアイテムだ。メーカー独自のシミュレーション解析により、重量増を最小限に抑えつつ、最大の効果を発揮するポイントを見極めて施工されている。

 一番体感しやすいのがルーフだろう。試乗時は晴天だったので雨音を聞くことができなかったが、ルーフを爪先でコンコンと叩き比べてみると、ノーマル車の軽くて高い音域の金属音に対して、施工車は「コツッ」という中音域で収束が早い音に変わっていたため、雨天時の静粛性向上には大いに期待がもてる。

 走行中の車内では、とくに後席における恩恵が大きいと感じる。後部を中心に吸音・制振処理が施されているためか、リヤタイヤからのノイズが抑えられ、前席と後席での会話が通りやすくなっているのだ。家族を乗せて高速道路などを主に遠出される機会が多いオーナーには、ぜひおすすめしたいポイントだ。

 一方で、運転席に座ってひとりで運転している状況では、全体の音が静かになったぶん、相対的に耳もとのガラス越しに入ってくる風切り音などが目立って聞こえる場面もあった。これはEVなどで起きるエンジン音がなくなったことで別の音が目立って聞こえてしまうことと同じだ。

 試乗した日は非常に交通量が多く、高速道路でも80km/h以下でしか走ることができなかったが、120km/h区間などの速い区間などでは吸音材や制振材の効果はより高くなるはずだ。そうした音のモヤモヤ感がスッキリと収まり、長距離移動でも疲労感の少ない上質なツアラーとしての顔を見せてくれた。

 今回試乗したふたつのパッケージは、どちらも現行レヴォーグの魅力を大きく引き上げるものだった。とくに「ダイナミックモーションパッケージ」がもたらすハンドリングの激変ぶりは、多くのスバルファンを唸らせるはずだ。

 クルマを買い替えることなく、いまの愛車を自分好みに「アップグレード」するという新しいカーライフの形。スバルが提供するこの画期的なサービスは、長く愛車と付き合いたいオーナーにとって、最高の選択肢といえるだろう。


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