レーシングドライバーも絶賛
では、走行動画はどうか。舞台は先に述べたように佐藤琢磨が「鈴鹿で乗ったんですけど……」の発言であったように、三重県は鈴鹿サーキット。時期や日の傾きなどからしておそらく冬季、それも夕方〜夜と一般人が出入りしないであろう時間という状態で、まさにシークレットな雰囲気。
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また、佐藤琢磨のほかに、現場にはスーパーフォーミュラやVisa Cash App RB(VCARB)のリザーブドライバーとして、F1の現場でも活躍する岩佐歩夢の姿も。車内映像などを見ると、スピードメーターが200km/h近くに達する領域で走らせていることからも、ほぼ全開で走り込んでいることが見て取れる。
動画によるとこの日、シビック タイプRが最低3台は現場にもち込まれていたようで、開発中のパーツ装着車やノーマル車両、形状違いのバンパー類などなど、パーツの違いをチェックできるような環境になっていたようだ。
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また、現場ではパーツを切ったり貼ったりしているほか、ダクトなどを用いて空力を重視したフロントフェンダーに触って、エンジニアが語り合うシーンなども見ることができた。実際に先のショーでも車両が展示されていたが、形状は純正比でかなり手が加えられている様子だ。
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ドライバー2名が現場のエンジニアとあれこれ語り合う様子が映されているシーンもあり、日本のトップクラスに位置するドライバーたちが、本気で意見していることが伝わってくる、象徴的な場面といえそうだ。なお、動画内では一瞬エンジンも映るが、こちらの見た目は量産車と変わりなく、HRCのプレートなども見受けられない。ただ、エキゾーストが変わっているので、若干の出力変更は期待できそうだ。インテリアに関しても、映像内では量産車と同じように見受けられた。
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なお、「シビック タイプR HRCコンセプト」に乗った佐藤琢磨は、「ベース車よりレーシーでレスポンスもさらにいい。剛性も上がっているイメージがある。まるで別物」と評価。岩佐歩夢は「HRCがいままで積み重ねてきたノウハウが反映されていて、シャープさとマイルドさをいいバランスでまとめたマシンだと思う」と語る。
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筆者としては、エンジンまわりにはほとんど手をつけず、空力+α程度のブラッシュアップで、HRCがどこまでこのシビック タイプRを仕上げてくるのか非常に興味深い。ぜひ、エンジンはあえてそのままで仕上げてもらいたいものだ。強いていうなら、先代型にあったリミテッドエディションのサンライトイエローIIのようなイメージで、限定色なんかあってもいいかもしれないが……。
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いまここで動画を出して「販売は2年後です」なんてもったいぶるとは考えにくいので、巷では2026年秋〜冬頃なんていわれているが、2027年1月前半に開催予定の東京オートサロン2027あたりが、話題性という点でもいいタイミングではないだろうか? また、先日ニュルブルクリンクにおけるFF車最速タイムも、フォルクスワーゲンのゴルフに奪われてしまった(あちらはスリックタイヤだったようだが)。このHRCバージョンがニュル最速の座をかけて再びタイムアタックに挑戦するのかも見ものだ。
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HRCとしては第1弾となる渾身のコンプリートカー、続報に期待したい。