長年の人気モデルはプレリュードにバトンタッチ
1996年1月には、フルモデルチェンジを受け2代目へと進化したが、このクーペモデルだけはアメリカで開発・生産を行うという姿勢は変わらず。エンジンはD16型が継続して搭載されたが、省燃費性能を追求したVTEC-Eが組み合わされたこともあり、最高出力は120馬力/6500rpmにダウン。それでも「ホンダ製2ドアクーペ」の若年層における支持は高く、初代に続く大ヒットモデルとなった。
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こうしてシビック クーペは北米市場において確固たる支持を得て、2000年には3代目モデル、2005年に4代目モデル、2011年には5代目モデルへと進化を遂げる。そして世代を重ねるたび、シビック クーペは若年層向けのクルマというだけでなく、自立したビジネスパーソン向けの「セクレタリーカー」や、ミドル世代向けの「パーソナルクーペ」、そしてシニア層には「コンパクトで扱いやすい2ドア」として人気を博した。
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しかし2010年代後半になってくると、北米市場においてもコンパクトSUVやクロスオーバー車の人気が高まり、クーペ市場は縮小。ホンダは2020年にシビック クーペの生産を終了し、2021年には在庫車両のみの販売となった。同年にはベースモデルのシビックがフルモデルチェンジを受けて現行のFL型が発売されたが、ボディバリエーションは5ドアハッチバックとセダンのみ。北米市場におけるホンダの新車ラインアップから、クーペモデルが消えることとなった。
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シビック クーペの生産終了により、空白となってしまったホンダのクーペモデルだが、北米のホンダファンの間では復活を望む声も根強く残っていた。実質的な後継モデルとして、FL型シビックの兄弟車であるアキュラ・インテグラが用意されたが、5ドアハッチバックであることや、車体の大型化、車両価格の上昇もあって、スペシャリティクーペを望む市場の声には応えきれていなかった。
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そんな状況下で、2025年にホンダは次世代ハイブリッド・クーペとして新型プレリュードを発表した。もちろん車格や車両価格は、かつてのシビック クーペと比べて大幅に上昇しているが、スポーティさと経済性を両立させ、後席にも人が乗ることのできる実用性も兼ね備えた2+2クーペとして両車を重ね合わせるホンダファンも多いようだ。
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北米で長年にわたって愛されたシビック クーペは、「ホンダ車=スポーティ」というイメージを定着させた。そのイメージを復権させるべく投入される新型プレリュードは、単なる懐古モデルではなく、最新のハイブリッドシステムを備える大人のクーペである。時代にあわせた進化が受け入れられるのか、それともよりシンプルな機関系をもつシビック クーペの復活も控えているのか、今後の展開に注目したい。