XC40の進化は止まらない
実車を前にしてあらためて思うのは、まったく古く見えないということ。10年前にまず現行XC90で提示したデザインテーマが、並外れてハイレベルだったということなのだろう。優れたデザインだから変える必要がないし、ヘッドライトにピクセルテクノロジーを取り入れるなど、ディテールをアップグレードしていけばよいというわけだ。
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いまも中古車で人気の240シリーズは、1974年から20年近く作られ続けていたことを思い出す。これもまたサステイナブル。昔から環境先進地域として知られてきた、北欧のメッセージが伝わってきた。
インテリアも柔らかい曲線や曲面を多用していて、スカンジナビア生まれらしい優しさが感じられる。落ち着いたベージュがとても似合っている。パッケージングはいままでどおりで、後席でも身長170cmのボクが楽に過ごせる。
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2リッター直4ターボエンジンはミラーサイクル化に加えて、DCTを導入した2023年モデルでミラーサイクル化、ターボへの可変ノズルタービン採用などが行われている。最高出力は145kW、最大トルクは300Nmだ。
アイドリングを車外で聞くと、それなりの音を発していることがわかるが、車内に収まるとボリュームが抑えられているうえに、最初にXC40に乗ったころと比べると格段に滑らかになっていた。遮音に気を配っている証拠だろう。
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DCTなのに唐突感がまったくないこともボルボらしい。車両重量は1720kgあるが、最大トルクの発生回転数が1500〜4500rpmということでわかるように、ターボのおかげでどんな場面でも必要以上の力が得られる。
ボディサイズは全長4440mm、全幅1875mm、全高1655mmで、幅の広さが気になる人がいるかもしれないけれど、実際は高めの目線とスクエアなフォルムのおかげで見切りがしやすく、不便には思えなかった。
フロントがマクファーソンストラット、リヤがマルチリンクの足まわりは、街なかではホイール/タイヤが19インチ(B3は18インチ)ということもあってやや固めに感じるが、速度を上げていくと気にならなくなり、高速道路ではボルボらしいまろやかさも感じるようになる。
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ADASについては、日本車に先駆けて衝突被害軽減ブレーキを投入したブランドだけあって、ACCなど違和感なく使いこなせた。ハンドリングは自然。ステアリングレスポンスは素直で、コーナーでは豊かなストロークがもたらすしっとりした接地感が信頼できる。
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AWDは常時リヤにも駆動力を伝えているので、立ち上がりでアクセルを踏み込めば旋回を強めてくれるという楽しみもある。オフロードでは見た目以上に思える210mmの最低地上高が味方になってくれるだろう。
B3で509万円から、B4で639万円からという価格は安くはないけれど、クルマづくりと同じように、長く乗るならその印象は薄れるだろうし、時を経ても色褪せないデザインだからこそ、そういう付き合い方もできそうだ。
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