生まれの地「アメリカ」にカムバック
さて、そんな七変化に七変化を重ねているエクリプスだが、北米・カナダ市場で新たなエクリプスが展開されることが発表された。次はどんなモデルなのか……。その名はズバリ、「エクリプス スポーツバック」である!
「スポーツバック」と聞くと、欧州ブランドのSUVなどでたまに耳にする名称であるが、エクリプスもこのトレンドの波に乗る形に。しかしよく見てほしい。この「エクリプス スポーツバック」、前述のルノー・セニックとは違い、どこかで見たことがある形なのだ。
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そう、この「エクリプス スポーツバック」は、日産リーフのOEMモデルである。これは何も隠しているわけではなく、三菱発表のプレスリリースにもはっきり「日産からOEMを受けて販売する」と記載されている。しかし、ただのOEMではなく、デザインなどといった比較的手が加えやすいところを三菱流としているのがポイント。
たとえば、フロントおよびリヤバンパー、フロントグリル、ヘッドライトおよびリヤコンビランプ、リヤゲート、サイドではDピラーとホイールなどが独自のデザインとなっており、三菱らしいタフなキャラクターに一新。フロントバンパー下部に関してはかなり肉厚で迫力がある。同社ではこのモデルを、”電動サブコンパクトSUV”という立ち位置としている。
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北米とカナダの市場にこのエクリプススポーツバックを導入する背景には、アライアンスパートナーである日産と北米市場における新型ピックアップ協業プロジェクトや、日本市場での軽自動車の共同プロジェクトが関係している。
たとえば、日産の北米向け車両「ローグ プラグインハイブリッド」、オセアニア向け「ナバラ」、フィリピン向け「リヴィナ」を三菱からOEM供給、フィリピン向け車両「ヴァーサ バン」を日産からOEM供給を受けていることなどがその例だ。日本だと、「デリカミニ」や「ルークス」の関係がこれにあたる。
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こういった商品補完を両社で日常的に行っている関係上、両社の事業の強化につながる協業を推進していく一環として、今回のリーフのOEM供給を三菱が受けることに決まったという。
三菱は、ルノーや日産とアライアンスを組んで協業し、幅広い車種展開と市場戦略が組めることが他社にはない強みであり、それはルノーや日産にとっても同じだ。
なおこの「エクリプス スポーツバック」は、2026年後半に展開される予定とされている。詳細なスペックやグレード展開などは不明だが、ベースとなるリーフと大きく変わることはないと予想される。
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この「エクリプス スポーツバック」、北米やカナダの市場における三菱車のラインアップ強化が背景にある都合上、日本で展開される可能性は限りなく低いと見ていいだろう。もちろん、欧州で展開されているエクリプスクロスも同様だ(こちらはボディサイズが非常に大きいため)。日本市場における2026年注目の新型三菱車は、やはり復活が決まったパジェロだろう。
とはいえ、エクリプスの名を絶やさない三菱の意気込みは相当なもの。これからも続くであろう、三菱による新たな仕掛けを楽しみに待ちたい。