この記事をまとめると
■フルモデルチェンジした日産キックスをライバル4車と比較してみた
■国産コンパクトSUVは個性派モデルが取り揃えられていた
■電動SUVらしい走りを求めるなら日産キックスは有力な選択肢となる
日産キックスのライバルとなるのはどんなモデル?
2026年6月にフルモデルチェンジを果たした日産キックス。新開発の第3世代e-POWERと電動4WDシステム「e-4ORCE」を武器に大きく進化した。しかし、日本のコンパクトSUV市場には強力なライバルがひしめいている。例えば、トヨタ・ヤリスクロスHV、ホンダ・ヴェゼルe:HEV、スバル・クロストレック、マツダCX-30などだ。
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そこで今回は、価格や装備だけでなく、ボディサイズや室内空間、荷室、燃費、パワートレインなどをライバルたちと比較し、新型キックスがどんな立ち位置なのかを探ってみたい。
まずは価格とサイズを比較。各車の主要スペックを一覧にすると次のようになる。日産キックスが299万9700〜424万8200円。トヨタ・ヤリスクロスHVが約243万〜323万円。ホンダ・ヴェゼルe:HEVが約289万〜378万円。スバル・クロストレックS:HEVが約383万〜406万円。そしてマツダCX-30が約266万〜410万円だ。
キックスの価格はヴェゼルとほぼ同等で、上級グレードになると400万円オーバーとなる。ライバルたちに比べるとやや高めといった印象。しかし、装備を確認すると、必ずしもキックスが高いとはいい切れない。なんといってもキックスは全グレードでプロパイロットを標準装備するのが大きい。そのほか、先進装備も充実しているため、単純な価格比較だけでは優劣を判断できない。
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では、ボディサイズはどうだろうか。キックスは全長4365mm/全幅1800mm/全高1630mm。ヤリスクロスは4180mm/1765mm/1590mm、ヴェゼルは4340mm/1790mm/1590mm、クロストレックは4480mm/1800mm/1575mm、CX-30は4395mm/1795mm /1540mmとなる。
キックスはヴェゼルに近いサイズ感で、ヤリスクロスよりひとまわり大きい。全幅1800mmはクロストレックと並び、このクラスでは大柄な部類となる。
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そして、ボディサイズが大きく影響するのが、車内の快適性と荷室容量だ。このカテゴリーで室内空間の広さに定評があるのがヴェゼル。ホンダ独自のセンタータンクレイアウトによりヴェゼルの後席足もと空間は広く、座面も高めで快適性が高い。大人4人での長距離移動でも不満は少ないだろう。
新型キックスも先代比でホイールベースが延長されており、後席居住性は大幅に改善されているから、ファミリー用途でも十分な実用性を発揮してくれることだろう。クロストレックも後席の広さは良好だが、どちらかといえば運転席まわりの居住性を重視した設計となる。
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一方、CX-30はデザイン優先のパッケージングで後席やサイドウインドウの開放感はやや控えめであり、ヤリスクロスはコンパクトなサイズによる取りまわしのよさと引き換えに、後席スペースではライバルに大きく引けを取る。
また、ラゲッジスペースもSUV選びでは重要なポイントとなるが、荷室容量だけで見れば、ここでもヴェゼルがトップクラス。床面も低く大型荷物の積み下ろしもしやすい。キックスのラゲッジ容量も先代よりも大幅に拡大しており、なおかつ開口部も広いから、日常使いからアウトドアまで十分に対応できるレベルに仕上がっている。
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クロストレックは荷室容量そのものは突出していないものの、スクエアな形状で使いやすい。CX-30はここでもデザインを優先した結果、荷室高がやや低めとなる。意外だったのはヤリスクロスでコンパクトなボディながら荷室効率が高く、実用性は想像以上に高い。