デビュー当時騒がれたクルマもいまはお得に
別のメーカーに移ろう。たとえば、2015年にデビューして、最初期モデルはもう10年選手というマツダ・ロードスターはどうか。こちらは150万円前後からSグレードを中心に、写真で見る感じではぼちぼちよさそうな個体が数多く出まわっている。なお、ロードスターは購入者のほとんど(70%ほど)がMTを選んでいるということもあり、嫌でもMTモデルが中心なのは、MT信者にとって嬉しいポイント。
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どれを探してもだいたいMTになるので、検索で絞り込む必要がない。余談だが、執筆時で最安のNDロードスターはたった130万円ほど。ただし、走行距離は驚異の37万km! どんな乗り方をしていたのか気になるが、裏を返せば、これだけ乗っても価値がそこそこ残るクルマといえそうだ。
日産はどうだろう。日産といえばGT-Rといいたいが、こちらはコロナ禍くらいまではド初期のモデル、つまりMY07やMY08であれば400万円前半、もしくは300万円台から狙うことができた。しかしいまでは、何があったかほぼ倍。一番安いモデルでも700万円台後半からといったところ。性能を考えればそれでも破格だが、割安感はまったくない。
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では、もうひとつの看板モデル、フェアレディZは?
現行型のRZ34と呼ばれるモデルは、デビュー当時こそ半導体不足などの影響で納期が悲惨な状況だったが、現在は普通にオーダーできる。こちらは現在、バージョンTやバージョンST、AT車を中心に、一部MT車が混ざるといった具合で400万円台半ばからが相場。新車価格より100万円ほど安く狙える様子。ただ、RZ34はもうすぐやや大きなマイナーチェンジが入るので、もう1年ほど待てば、さらにお得になる可能性がある。「来週にでも手もとに欲しい!」みたいな緊急な人でなければ、まだ手を出さなくてもいいかもしれない。
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最後にホンダを見てみよう。ホンダといえばやはりタイプRは見逃せない。レーシングブラックパッケージの追加でプラス約100万円となった現行型のシビックタイプR(FL5)はどうか。
こちらは最安値が470万円、修復歴ありの2.4万kmという物件があった。このモデルは赤内装の初期モデルなので、499万円で買えたころの車両だ。そう考えると、あまり安くなっていない一方で、新車は600万円超えなので、新車から4年落ち程度の物件が100万円以上安いと考えれば、悪くないのかもしれない。
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ただし、FL5は相当数売れているので、今後はGRヤリスのようにどんどん値段が下がる傾向にあると予想できる。ネオクラシックカーのように上がることは当面先と考えられるので、いまは中古に手を出さず、ちょっと待ってもいいかもしれない。
しかし、ここで見逃せないのが先代のシビックタイプR(FK8)の存在だ。このクルマ、随分と攻めた……むしろシビック史上1番攻めたデザインということもあってか、あまり古臭く見えないが、販売日を遡ればもう10年ほど前になる(2017年登場)。ということは……そう。中古車価格はまぁまぁ安いのだ。
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実際安い順で並べてみると、そこそこよさそうなコンディションでありながら、300万円台前半から販売されている。ニュル最速FFの称号も持っていただけに、性能を考えたらバーゲンプライス! ……とまではいえないが、お得なプライスといえそうだ。
比べる対象ではないが、新車のGR86の価格を考えると、300万円そこそこのスペックのクルマではないので、極めたい人には要チェックなモデルかもしれない。デザインが許せばだが……。なお、タイプRは歴代モデルすべてMTなので、MT信者の方はご安心を。
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ざっと見てきたがいかがだろうか。極端な話をすれば、その人の金銭感覚次第だが、スポーツカーが欲しい人であれば、「そんなもんで買えるんだ」と思う物件もあるだろう。単純に値段だけ見れば高い車両もあるかもしれないが、中身を見れば意外とお買い得であることがわかるはずだ。
いつ壊れるかわからないネオクラシックカーを選ぶよりは、これらのクルマのほうがスマートなカーライフが送れるだろう。味とか雰囲気とかいい始めたらその限りではないが……。