日本人が意外と知らないヨーロッパの小国! ルクセンブルクの超厳しい速度取締と駐車事情【みどり独乙通信】 (2/2ページ)

駐車事情が面白くも厳格だった

 Nさんのステキなお家に到着してウェルカムシャンパンをいただいてからランチをいただきました。もうこの日はクルマを運転することはないのでシャンパンをおいしくいただきました。

 ランチとデザートとおしゃべりを楽しんだ後には、Nさんのお父さまが「これからルクセンブルクの中心地に観光へ行くよ!」と。そんなことは予想もしていなかったのですが、友人とご両親と4人で観光に出かけることにしました。

 その前に、路上駐車している私のクルマに「Parkuhr(パルクウーア)をフロントガラスに提示しておいて」と。パルクウーアとは駐車を終えて出る時刻を示す青い時計のようなものをフロントガラスに提示しておくものです。

 友人宅はそこそこの田舎なので駐車はどこでもし放題ですが、基本的に登録した住民のみしか駐車できないとのこと。なので、来訪者はあらかじめクルマへ戻る時刻を表示しておかないと駐禁を取られるのだとか。

 その理由は、ルクセンブルクに通勤や観光で来るひとたちが、高い市内の駐車料金を浮かせるために勝手に住宅地に駐車するため、取り締まりが厳しいのだそうです。田舎だけに知らないクルマが停まっていると通報される場合もあるそうです。

 市内観光では、ちょうど訪れた日がルクセンブルク国内最大の宗教伝統行事『オクターヴ』の日で、それを締めくくるパレードを見学することができました。

 伝統衣装を身にまとった巡礼者やキリスト教関係者、国会議員や政府関係者などがルクセンブルク市内の中心部を厳かに練り歩かれたほか、アンリ大公やマリア・テレサ大公妃をはじめとする大公親王一家(ロイヤルファミリー)がノートルダム大聖堂でのミサおよびこのパレードに徒歩で参加され、目の前でそのお姿を拝見するというなんとも光栄なひとときでした。

 ステキな街並みをゆっくりと散策して、行きと同様に徒歩で駐車場まで戻ろうということになりましたが、私のリクエストでトラムに1駅乗車しました。ルクセンブルクは2020年からトラム・バス・列車(2等車)がすべて無料になっています。私のような観光客にも無料で乗車させていただけるというありがたい制度です。

 日本は私鉄も多いので、公共交通機関が全面的に無料になるのは難しいですよね。交通費は日々の生活において大きな負担になります。それが浮くと使えるお金が少し増えるので、ルクセンブルクの国民はうらやましくもあります。


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