”R”じゃなくても1億円以上は確実!?
シャシー番号T000233をもつこの車両は、ホンダ・アウトモビル・デ・ポルトガルにて輸入された車両で、1991年3月22日に「SX-25-59」というナンバーで登録された。5速MTモデルで、セナがポルトガルに滞在していた際に乗っていたという。このNSXは普段はリスボンで保管され、レースなどでポルトガルへ来るたびに届けられたという。さすがF1ドライバーといったエピソードだ。
アイルトン・セナの愛車だったNSX画像はこちら
ちなみにただもっていただけでなく、実際に使用していたとのことで、たとえば1991年のポルトガルGPにこれで向かい、予選3位、決勝2位を獲得したなどの記録が残っている。セナの移動を支えた相棒でもあるのだ。なお、本記事で使用している、セナが愛車のNSXを自ら洗車している写真は有名なカットのひとつ。そのほかにも、セナのドキュメンタリー映画でもこのクルマは劇中車として実際に使用されている。
1993年にこのクルマはホンダに返却されているが、その後もポルトガルの関係各所を転々とし、2009年には個人オーナーの元へ渡った。2013年にはイギリスのオーナーの元へ移ったという記録も残されている。つまり、セナの愛車でありながら、一般人の手に何度も渡っていたのだ。
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価格は1993〜2013年までの期間でだいたい8万ポンド(当時のレートで約1300万円前後)ほどで取引されていたそうだ。いまほどセナとNSXが評価されていなかった背景もあるだろう。事実として2010年前後は、日本国内でもNSXの5速MTモデルは300万〜500万円ほどで買えたようなクルマであった(そう考えると高額か)。
このNSXは、2019年にはセナの没後25周年を記念して、イモラサーキットにてミナルディF1チームの創設者でありサーキット責任者でもあったジャンカルロ・ミナルディがドライブしている。
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その後は衝撃的なことに、つい最近である2024年になんと、名古屋の日本人オーナーが所有していたのだという。日本で生まれたクルマだけに、まさに里帰りともいえる印象的なエピソードだ。そして現在、イギリスで開催されるRMサザビースのロンドンオークションに出品されるとのことで、再びイギリスに戻ってきたというのが、このクルマの流れだ。気になる走行距離は約3万9000マイル(6万3000km)ほどと、そこそこ稼働している様子。
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さて、そんなセナがドライブしたNSXは、RMサザビースにて予想落札価格が驚愕の50万~80万ポンド(約1億~1億6000万円)とされており、出品がアナウンスされている。
これほど象徴的なクルマの金額を気にするのは野暮だが、伝説のF1ドライバーの愛車が、どのような評価をされるのか楽しみである。オークションは2026年10月31日の開催予定だ。