砂地や泥濘地や雪でクルマのタイヤが空転して動かない! 自力脱出の手段もあれど「すぐにプロへと依頼」が最善策なワケ (2/2ページ)

無理に脱出を急がずプロに任せよう

 一般論的には、タイヤを空転させないようにしずしずと動くことで、スタック状態から抜け出すイメージが重要といえる。

 そして、ドライブモードを切り替えても脱出できなかったら、そうそうに諦めて前述したようにプロにレスキューを依頼すべきだ。あがけばあがくほど、タイヤがめり込んでしまい、救助の手間や脱出の時間がかかってしまうことが多いからだ。

 また、クルマも大切だが、それ以上に命のほうが大事だ。

 仲間にクルマを押してもらうのは、もし空転しているタイヤに体が巻き込まれたときに大怪我をしてしまうリスクがある。そうでなくとも、素人がクルマのボディを力いっぱい押すとボディパネルが凹んでしまうこともある。

 砂浜や河原でスタックしてしまったときには、増水によってクルマが水没する前に脱出したいと思うだろうが、そうした状況はドライバーの生命にも危機が及ぶ。クルマを諦めて、自分を守ることを優先してほしい。

 昔ながらの裏ワザとしては、スリップしているタイヤの下を掘って、そこにフロアマットなどを差し込むことでタイヤのグリップを確保して、一気に脱出する……といったテクニックも伝わっているが、けっしておすすめできるワザではない。

 フロアマットがダメになってしまうし、最悪の場合はマットを弾き飛ばして二次災害を生んでしまうなどリスクが大きいからだ。

 スタックというのは、クルマの性能やドライバーの技量を把握できていないから起きてしまう現象といえる。限界を超えてしまったのであれば、潔くJAFや各種レッカーサービスなど救援のプロに頼むのが最適解といえるのだ。


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山本晋也 SHINYA YAMAMOTO

自動車コラムニスト

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