量産ランボルギーニ最速記録を引っ提げて怪物がまもなく登場! 8月14日にベールを脱ぐ「レヴエルトSV」の中身とは

この記事をまとめると

■8月14日にランボルギーニはレヴエルトSVを世界初公開する

■正式デビューを前にレヴエルトSVがホッケンハイムで1分41秒6を記録した

■ランボルギーニによると1分41秒6はホッケンハイムにおける量産車最速タイムだという

正式デビュー前のレヴエルトSVが打ち立てた大記録

 ランボルギーニにとって「SV」というアルファベット2文字は特別なもの。「SV」とは「Supe Veloce」の頭文字をとったもので、その意味は「超速い」だ。そんな「SV」の2文字を、これまでランボルギーニは、カウンタックをのぞくV12フラッグシップのハイパフォーマンスモデルに与えてきた。

 この伝統は最新V12モデルであるレヴエルトにも、まもなく継承される。2026年8月14日に米国で開催される「The Quail」でレヴエルトSVが世界初公開される予定となっているのだ。したがって、現状では最高出力や車両重量などの詳細はまったくの不明となっている。

 そんな正体不明な状態のレヴエルトSVが、偉業を成し遂げた。レヴエルトSVは、カモフラージュされた状態で8月6日にホッケンハイムリンクを走行。そして、ランボルギーニのファクトリー/テストドライバーであるマルコ・マペッリ選手が1分41秒6を記録し、ランボルギーニによれば「量産車としての最速ラップ」をマークしたのである。

 ホッケンハイムといえばF1やDTMなどの舞台としても知られる高速サーキット。高速区間だけでなく、強烈なブレーキングが必要なテクニカルなコーナーもあり、クルマの総合的な性能が求められるコースとなっている。

 では、この1分41秒6がどれほどのタイムなのか。過去の記録を振り返ればわかりやすい。

 まず、ランボルギーニでホッケンハイムに挑んだ代表格が「アヴェンタドールSVJ」だ。6.5リッターV12自然吸気エンジンから最高出力770馬力を発揮する世界限定900台(クーペ)の限定車であり、アヴェンタドールの究極仕様として開発されたモデル。

 4輪操舵やアクティブエアロなどを採用した、まさにサーキット走行を意識したモンスターである。そんなアヴェンタドールSVJは、2019年にホッケンハイムリンクで1分47秒3を記録している。

 そして、この記録を大幅に更新したのが、マクラーレンの「セナ」だ。F1の伝説的ドライバーであるアイルトン・セナの名を冠した、世界限定500台のアルティメットシリーズのロードカーである同車は、4リッターV8ツインターボから800馬力を発揮し、乾燥重量はわずか1198kg。0-100km/h加速2.8秒、最高速度335km/hという強烈なスペックを誇った。

 そのセナがホッケンハイムで記録したのが1分40秒790だ。レヴエルトSVの1分41秒6は、このタイムに約0.8秒及ばないものの、ランボルギーニの新型がサーキット走行を強く意識したマクラーレンの限定車に迫るタイムを叩き出したことが分かる。

 そして、さらに上をいくのがメルセデスAMG ONEだ。F1由来の技術を公道へもち込んだ究極のハイパーカーで、1.6リッターV6ターボと4基のモーターを組み合わせた同車は、システム最高出力1063馬力、最高速度は352km/hに達する。

 メルセデスAMG ONEはホッケンハイムで1分38秒563を記録しており、タイムだけで比べればレヴエルトSVを大きく上まわっている。ただしAMG ONEは、究極のパフォーマンスを実現するために0から作り上げられ、わずか275台が存在するのみという極めて特殊なハイパーカーだ。対してレヴエルトSVは、レヴエルトをベースとする量産ラインアップの頂点に位置するモデルであり、いかにレヴエルトSVが高いレベルにあるかが想像できる。

 現時点では、レヴエルトSVの詳細なスペックは明らかになっていない。ベースとなるレヴエルトは、6.5リッターV12に3基のモーターを組み合わせ、システム最高出力は1050馬力。0-100km/h加速と最高速度はそれぞれ2.5秒、350km/h以上となっている。テストドライバーのマペッリ選手は「これまでランボルギーニで経験したことのないレベルのパフォーマンス」とコメントしているだけに、これを軽々と超えていることは間違いない。

 伝統の名称を受け継ぐレヴエルト最強モデルの「SV」が、いったいどんな姿とスペックで登場するのか。ホッケンハイムリンクでの1分41秒6は、その実力のほんの一部にすぎないかもしれない。すべてが明らかとなる2026年8月14日を期待して待ちたい。


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