800万円のロードスターはアリかナシか! マツダの本気をドリキン土屋圭市とピストン西沢が乗り倒して語る【土屋圭市 峠賛歌】 (2/2ページ)

こんなエンジンフィールはこれまでのマツダにはない

 今回、MSpRロードスターの説明をしに来てくれたのは、ピスちゃんことDJのピストン西沢さん。このクルマのアンバサダーを務める12Rのオーナーだ。

 まずはエンジン。12Rは、内部パーツからECUまでちゃんとやってあるな、って印象だったよ。

ピストン西沢:12Rって名前は、S耐の12号車に由来してて、低抵抗仕様のピストンやピストンリング、吸気ポート研磨はS耐マシンと同様だし、ハイカムやバンテージを巻いた4-1エキマニ、軽量フライホイールも採用してます。自分で全部やったら、かなりの金額ですよ。

 しかも、そのチューニングエンジンが、メーカーの保証付きで手に入るって安心感もあるしね。

ピストン西沢:マツダファンは怒るかもしれないけど、こんなフィーリングいいエンジン、そうそうなかったぞというくらいの仕上がりですね。

 ようやくマツダが本気になってくれたな、って思う。

ピストン西沢:これまでもニュルやS耐でロードスターを走らせて、そこでの発見を市販車にフィードバックしてきたんだけど、もっと根本的な見直しを、MSpRを立ち上げた人たちが頑張ったんですよ。

 ちゃんとサーキットやレースで乗ってる人が作ってるんだなって、ちゃんと感じられたよ。

ピストン西沢:ブレーキ踏んだだけでわかっちゃいますよね。

 NDロードスターは軽さとボディ剛性、そして四輪がちゃんと接地する足のセッティングがいいよね。NAはイジリがいのあるクルマだったけど、NDはフツーのドライバーなら手を入れなくてもいいくらいに進化してる。さらに今回の2リッターモデルは、パワーとトルクが上がって不安要素がなくなってる。どんどん進化してるね。

ピストン西沢:基礎が同じとは思えないくらいシャシーは進化してて、そこに昔ながらの典型的なスポーツチューニングエンジンが積まれて、独特な世界観を生んでません?

 そこは、ロードスターに一貫している世界観だよね。芯がある。

ピストン西沢:ブレーキもいいですよね。

 峠やミニサーキットで、コーナーを楽しめる仕上がりだよね。

ピストン西沢:空力パーツも、そういうところに合ってそうなサイズですし。

 メーカー製らしく、全体のバランスがよかった。MSpRはブランド化して、ほかのモデルにも広げていくと面白そうだね。

※本記事は雑誌「CARトップ2026年5月号」の記事を再構成して掲載しています


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