マシンのバランスが見極められない
迎えた決勝の日曜日。鈴鹿サーキットのイベント広場ではスバルファンミーティングも開催され、多くのファンがBRZの走りに期待しています。
気温・路面温度もあがり、猛暑のなかでのレースが開始されました。3番手から井口選手のドライブによりスタートした61号車SUBARU BRZ R&D SPORTは、前の777号車D’station Vantage GT3を追い抜くほどのスタートダッシュを見せます。その後のS字コーナーや逆バンクコーナーでうまく抑え込まれてしまい、3番手で周回を重ねていきます。
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順調に走行しているように思えましたが、思った以上に早くタイヤのピークダウンが始まってしまい、マシンをコース内に収めておくのが難しいくらいになってしまいます。
徐々に順位を落としていき、その後45号車PONOS FERRARI 296 EVOに軽く接触されてダートにマシンを止めてしまいます。オフィシャルに押されてコースに復帰しますが、順位は最後尾まで落ちてしまいます。
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幸いにして砂利に埋まっただけで壊れているところはなくピットに戻りました。各部の確認と清掃をし、タイヤを交換してセットアップの小変更をおこない再スタートします。ドライバー交代ができる規定周回数に足りていないこともあり、井口選手のままコースに復帰しました。
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その後、ドライバー交代の規定周回数に達したところで山内選手に交代し、追い上げを期待しました。しかし、ラップタイムもトップと遜色ないタイムは出せているのですが、思うように走り切ることができません。レース終盤にほかのチームのマシンが大きなクラッシュを起こしてしまい、FCY(フルコースイエロー)からのSC(セーフティーカー)になり、最後はSC先導のもとトップから9周遅れでチェッカーとなりました。
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レースのあと、井口選手は「タイヤの温まりがよいのがわかっていたので、スタートは狙おうと思っていましたが、追い抜くまでいけませんでした。タイヤのグリップがあるときはよいのですが、タイヤグリップが落ちてきてからのタイムであったり、マシンのバランスであったり、タイヤの種類も多くあるなかでどのタイヤをどう使っていくのか、いろいろな組み合わせのなかでどう使っていくのか、ロングランのなかでタイヤのグリップダウンが始まったときにどう合わせていくのかなど、いろいろな組み合わせのなかで、正解の方向性を見出すのに苦労しているところではあります」と苦しい状況を説明してくれました。
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山内選手は「シンプルに速さが足りていないと思います。マシンがタイヤに対して攻撃性が高いのか、タイヤの問題なのか、タイヤに合わせたセットアップの方向性が合っていないのかなど、考えるところは多くあります。2026年に新パッケージになりましたが、実際のコースで走行できていないことでデータ不足もあり、こうなるだろうということを考慮してサーキットに持ち込んでいるのですが、それが当てはまらないこともあるので、どう対処していくのかなど、果たしてどれが正解なのか、悩ましいところはあります。次に向けて何が足りていないのかを見つけ出していかないと上位にいけないなと思っています」と苦しい胸の内を吐露してくれました。
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小澤総監督は「率直な感想としてはまだまだです。路面温度が想定より高くタイヤの温度レンジを少し外れていたのかもしれません。予選まではだいたい想像通りに進めていけたかと思います。ロングランになったときのセットアップの方向性などの課題を解決できれば、うまく走れると思います」と語ってくれました。
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2026年になってエンジンを新型にして、パワーや速さを垣間見せてくれますが、セットアップの方向性など苦しんでいる場面も見られます。新型車ゆえの産みの苦しみのなかにいるのかもしれません。
次戦のSUPER GT第6戦SUGOは9月19日(土)、20日(日)に宮城県村田町のスポーツランド菅生で300kmレースが開催されます。山内選手も得意とするサーキットですし、BRZも相性がよいサーキットですので、期待したいと思います。