発表前の「新型車」なぜバレる? トップシークレットが漏れる9つの知られざるルート (2/2ページ)

目撃情報やウワサ話が広まるケースも

6:自動車専門誌・WEBスクープメディア、海外のモーターショーなど

 日本にはさまざまな自動車専門誌や、そのWEB版が存在します。独自の取材網を持ち、次期型の予想CGや発売時期の的中率が高いことで知られています。また、日本車であっても、北米や欧州で先に情報が出るケースも見られます。海外の掲示板サイト(Redditなど)や海外の自動車系インフルエンサーのチャンネルも、リークの発信源となることがあります。

7:X(旧Twitter)やInstagramなどのSNS

 高速道路やテストコース周辺、自動車工場の近郊で撮影されたテストカー(開発車両)の目撃写真が投稿されることがあります。また、ディーラー関係者や業界関係者とみられるアカウントによる、いわゆる「匂わせ」的な発言に尾ひれがついた状態で拡散され、事実とは異なる情報が拡散してしまうケースも少なくありません。

8:オーナーズクラブなどのグループ内における「ここだけの話」

 オーナーズクラブなどのグループに属していると、必ずひとりはいるであろう「情報通」のメンバー。独自のネットワークを駆使し、どこからともなく精度の高い新車の情報をゲットして仲間内のグループLINEなどに流してくれたりします。この「精度の高い情報」をほかのメンバーがSNSなどにうっかりリークしてしまい、本来であれば関係者しか知り得ない情報がリークされてしまうケースも珍しくありません。

9:内部の人間によるリーク

 2017年8月、日産の追浜工場(横須賀市)で、発表前の日産リーフを扉越しにスマートフォンで撮影し、「検査ラインで新型リーフを発見しました」の書き込みとともに写真2枚をTwitter(現X)に投稿した事件があったことを覚えている人も多いはず。日産が新型リーフを発表したのは同年9月であり、神奈川県警は発表前の車両画像が企業秘密にあたると判断し、同社が県警に告訴しています。男性は投稿がインターネット上で話題になったため、自ら削除したとされていますが、時すでに遅し。企業秘密を漏洩した行為は重罪です。

まとめ:「ここだけの話」は「ここだけ」には留まらない

 新車のスクープやリーク情報を追うことは、発売前の期待感や高揚感が味わえることも事実です。しかし、情報漏洩(犯罪行為)となってしまっては本末転倒です。また、正式発表前は仕様や発売時期に変更や延期が起こることもあり得ます。そのため、ディーラーからの先行情報であっても内容が変わる可能性があるという前提で「真に受けない」ことも重要です。いずれにしても、うっかり秘匿性の高い情報を知ってしまったときは「ここだけの話」にはせず、グッと自身の胸のなかにしまっておきましょう。

※記事内の一部画像はスパイショットを元にAIによって生成したイメージを使用しています


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松村 透 MATSUMURA TOHRU

エディター/ライター/ディレクター/プランナー

愛車
1970年式ポルシェ911S(通称プラレール号)/2016年式フォルクスワーゲン トゥーラン
趣味
公私ともにクルマ漬けです
好きな有名人
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