この記事をまとめると
■クルマには商用車の扱いとして「4ナンバー」や「1ナンバー」が存在する
■税金が安いなどのメリットがあるが車検が毎年必要など乗用車と条件が異なる
■4ナンバーは乗り心地が悪いなどあるがEVであればそういった面も解消されそうだ
4ナンバーや1ナンバーってどんなクルマ?
クルマのナンバープレートで、4ナンバーとか1ナンバーは、商用車の扱いになる。それでも、対価を得て物を運送するのでなければ、自家用として個人的に利用できる。したがって、4ナンバーや1ナンバーでも、プレートの背景が白色の場合は、自家用車となる。業務用は、背景が緑色で、文字が白だ。軽自動車の乗用は、背景が黄色(白の選択肢もある)で、業務用は背景が黒になり、文字は黄色になる。
一般的には仕事用とみられる4ナンバーや1ナンバーの車種は、乗用の5ナンバーや3ナンバーと何が違うのか?
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用途として、人ではなく物を運ぶことが優先された車種であるため、荷室の広さに規定が設けられている。小型貨物車は、荷室の広さが1平方メートル以上、軽貨物は0.6平方メートル以上である。
そのうえで、座席の面積が、荷室より小さいこと。また、1人の体重を55キログラム(kg)として乗車定員分の重さを計算し、その総重量が荷物の積載重量より軽いことが定められている。
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たとえば小型貨物車の車内を見ると、後席が簡易的な仕様で、あまり座り心地がよくなさそうだ。それは、あくまで荷物優先のつくりであるからだ。それによって、上記の商用規定が満たされている。それでも、荷物をともなう営業などの仕事をする場合、法人であっても個人であっても、商用車でも事業用登録になる。
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ところで、5ナンバーや3ナンバーのような自家用の乗用車ではなく、商用車を自家用として使う利点は何だろう?
ひとつは、自動車税や重量税が、乗用車に比べ安くなることだ。これは、自家用車が消費財の扱いであるのに対し、商用車は生産財との見方であるからだ。生産財とは、これを基に商売や事業を行い、暮らしを成り立たせる道具という意味だ。
自動車税は、最低額の比較で、乗用車が2万5000円であるのに対し、商用車は8000円からになる。軽自動車は、乗用が1万800円に対し、商用は5000円だ。
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重量税は、乗用で2トン(t)以下が3万2800円(エコカー対象外)であるのに対し、商用は1万400円だ。ただし、この場合の商用は1年の税額なので、乗用と同じ2年間とすると2万800円になる。それでも、安いことに変わりはない。
負の側面はどうか。
初度登録での車検が商用車は2年後で(乗用車は3年)、以後は毎年(乗用車は2年ごと)車検を行う必要がある。それでも乗用車も法定点検は12カ月ごとに行わなければならず、定期点検に比べ車検は手間が掛かるとはいえ、点検整備するという意味では大きく変わらない。
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ほかに、自動車賠償責任保険(自賠責)が乗用に比べ高くなる。乗用に比べ、生産財として日々利用されることで稼働率が高まり、事故に遭遇する機会が増える可能性があるとの想定からだ。そのほか商用車で気になる点は、乗用車に比べ、乗り心地などで劣る場合が多いことだ。
たとえば騒音対策が十分でなく、またサスペンション設定も荷物を満載したときに適切な操縦安定性が得られることを優先している。簡単にいえば、走行中の車内騒音がうるさく、乗り心地が硬めということだ。
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それでも、かつて価格破壊という意味で、スズキの初代アルトは商用として売り出され、47万円の車両価格を打ち出し、大人気となった。
近年では、ホンダの電気自動車(EV)であるN-VAN e:が商用車である。それでもアウトドア用などとして乗用での利用を視野に入れている。EVなら、商用といっても静粛性に優れ、床下バッテリーの効果で乗り心地も悪くない。
EVになると、乗用と商用の境界は、車両性能の面で縮まっていくだろう。
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