この記事をまとめると
■「ETC専用ゲートばかりで現金派ユーザーが不便だ」とネットで話題になった
■クレジットカードがなくてもETCカードを作ることができる仕組みが存在している
■国は全国でETCゲートを増やし移行を進めているので早めに装着するのがオススメだ
クレジットカードがなくてもETCカードは作れる!?
先日、インターネットでとある投稿を見かけた。それが、「最近はETC専用レーン(出入り口)ばかりで、現金ユーザーは高速道路に乗るも降りるもできない!」というもの。その前後や補足、コメントでその事案についていろいろ書かれていたが、言われてみれば「確かに」とも思ってしまった。
筆者は約10年前に運転免許を取得しているが、そのころは当然ETCが全国で普及していたし、両親もいつからか忘れたが、たしかトヨタの初代ヴェルファイアが出たころには、オーダー時にディーラーオプションでETC車載器を選んでいた気がする。2008年ないし2009年ごろの出来事なので、いまから約20年前だ。
トヨタ・ヴェルファイア(初代)画像はこちら
筆者が初めてクレジットカードを作る際には、「ETCカードは必要ですか?」という項目で迷わず「はい」を選択した記憶もある。つまり、「ETCカードは不要」という概念が、趣味的にもライフスタイル的にもありえなかった。当然いまもだ。
しかし、なんらかの理由でクレジットカードが作れない人もいるし、頑なに「ETC車載器を買いたくない!」「ETCなんか使いたくない!」「キャッシュレスの時代でも現金一択!」と、意固地になっている人も少なくないという。一部の旧車オーナーのなかには、「クルマの雰囲気が壊れるのでつけない」なんて人もいるそうだ。これは少しだが理解できる。
日産 フェアレディZ(S30)の車内画像はこちら
このうちの後者はもう個人の志向の問題なので、こちらとしてはとやかくいえないのだが、「ETCカード=クレジットカード」という考えがある人はちょっと待ってほしい。というのも、このETCカード、じつはクレジットカードがなくても作れるのだ。
そんなクレジットカード不要なETCカードは現在ふたつ発行されている。ひとつは「ETCパーソナルカード」というものと、もうひとつは高速情報協同組合が発行する「法人ETCカード」。
「ETCパーソナルカード」というのは、平均利用額に応じたデポジットを預け、全国のETCゲートを使用できるようになるカードだ。ただしこのデポジットは、月の平均利用額の4倍が必要となるので、いままで月平均2万円ほど高速道路を使用する人は、予め保証金として8万円預ける必要がある。月1万円程度なら4万円だし、5000円程度なら2万円だ。最低額は月利用額750円、つまりデポジットは最低3000円から対応している。
ETCパーソナルカードのイメージ画像はこちら
なので、急な遠征などを見越す場合は最初から多めにしておいたほうが安心だ。このデポジット額を超えるとカードが利用できず、ETCゲートが開かないトラブルに見舞われる場合もある。ちなみにこのデポジットは、「ETCパーソナルカード」を解約すると戻ってくるので、初期投資は必要だが、決して申し込みに数万円取られるというわけではない。このデポジットはコンビニ振り込みで対応可能だ。中型バイクに乗れる16歳から発行できる点も、クレジットカードにはない利点だ。
ETCパーソナルカードのデポジット例画像はこちら
「じゃあ支払いは?」となるわけだが、こちらはシンプルに申し込み時の口座から1カ月ごと(毎月27日)に引き落としとなる。もちろん、何度も未払いがあるとクレジットカード同様に会員剥奪などになるのでご注意を。