華やかなル・マン24時間レースの知られざる舞台裏。メディアを悩ませる「座席ガチャ」「食糧問題」「置いてけぼり」【みどり独乙通信】 (2/2ページ)

近所のスーパーマーケットではレース関係者に遭遇

 火曜日は走行がなく、チーム対抗のピットストップチャレンジ(タイヤ交換のタイムを競うイベント)やドライバーのサイン会、夕方には全車両の集合写真が行われます。

 フルリノベーションしたミュージアムの見学も混む前にこの日に済ませました。去年までのミュージアムの面影はまったくなく、とても見やすく改装されていました。以前にはほとんどなかったF1展示は専用の常設展示フロアも新設されています。ル・マンのブガッティサーキット(1965年に建設された常設サーキット)で1967年にフランスGPとして開催されたようですが、それ以降は1度も開催されたことはありません。

 ここは世界中のモータースポーツファンが集まる場所でもありますし、ル・マン24時間レースの歴史とともにF1やラリーなどの展示も一緒に閲覧できて見ごたえたっぷりでした。

 ミュージアムショップもリニューアルされてなんだかとてもオシャレになっていました。自分のお土産用に新商品のエコバック(10ユーロ/約1870円)とコース図のピアス(15ユーロ/約2800円)を購入。実質的な価値は10ユーロ=1000円くらいなのですが、円換算にするとなかなかお高い……。これらはル・マンのオフィシャルショップのなかではかなりお安めの商品の部類に入るはなのですが……。

 月曜日の休息日を挟んでレースウィークが開始する水曜日からはメディアの行事や深夜に渡る走行セッションが始まり、怒涛の慌ただしさとなりますので、この日は早目にサーキットを出て翌日からの買い出しにも行かなければなりません。ル・マンのメディアセンターではお水とコーヒーは無料でいただけますが、食事の提供はありませんので、持参しないとひもじい思いをしていまいます。メディアセンターには自販機が置かれており、お菓子やジュース、サンドイッチなどを購入できますが、随分と割高なのでこれは最終手段です。ですから、大半のメディア関係者はレースウィークに大きなエコバッグやリュックサックに食料やドリンクを持って毎日出勤してきます(笑)。

 メディアセンターの座る席ガチャでは、お隣同士でお互いにおやつを交換する友好関係が築けるかどうかも焦点になります。過去には知らない隣の人から毎日くれくれ攻撃を受けました(笑)。

 ル・マンのサーキットの近くにある大型スーパーのカルフールは、レース関係者のみならずファンの方も多く訪れる場所です。駐車場も広くて駐車しやすいのもありますし、セルフ式ガソリンスタンドも併設されていますので、一度に用事がすべて済んで便利なのです!

 この店内にもル・マン24時間レースの特設グッズコーナーが出店します。人気チャリティのル・マン24時間レースのエコバッグは、毎年ル・マン24時間レースの公式ポスターと同じ柄です。2026年はワールドカップも開催されましたので、フランス代表チームの応援グッズなどにも期待していたのですが、こちらは少なめ。日本ならとんでもない種類と量が販売されていたのではないでしょうか。

 この日はとくにレース関係者やドライバーなどをスーパーマーケットで見かけました。


この記事の画像ギャラリー

新着情報