「全部入り」は本当に正義か? 10年目のトヨタ・ルーミーが証明したユーザーファーストな装備設定の真髄 (1/2ページ)

この記事をまとめると

■トヨタ・ルーミーは2016年に登場してデビューから10年目を迎えた

■ルーミーがマイナーチェンジを実施して機能の見直しなどを行った

■必要な機能と不要な機能をユーザー毎に選べるようになっている点が人気の秘密だ

ルーミーはなぜこんなにも売れるのか

 2026年8月31日(月)、トヨタ・ルーミーが一部改良を行った。トヨタのウェブサイトによると、装備の充実やパッケージオプションの新設定により商品力を強化、ということだ。

 ルーミーは2016年11月にデビューしているので、間もなく登場から10年目を迎えることになる。ここ数年はフルモデルチェンジに関するさまざまな情報が飛び交っているものの、今回一部改良を行ったので、10年目は現行モデルで迎えることになるだろう。ここ10年は国内外でさまざまな出来事があり、ここ数年は諸物価高騰が顕著となっている。そんな10年を物語るように、2016年にデビューした当初162万円だったルーミーG(FF)の車両価格は、今回の改良でもちろん装備の充実なども行われているのだが、約37万円アップの198万9900円となった。

 レンタカーでは指名借りが多いとも聞いている。それでも車種指定なしで奇跡的にルーミーのレンタカーを運転する機会があったのだが、確かにむむっと唸りたくなるほどカチッとした印象の強い乗り味と、1リッターエンジンながら非力なイメージを一切感じさせなかった走りに、これなら人気が高いのも納得と思ってしまった。同クラスのトヨタ・ヤリスハッチバックに比べれば、後席ドアはスライド式であるし、背の高いスクエアなボディは積載性能を考えても使い勝手が抜群にいい。最近では、地方にてタクシーとして使われることも目立ってきているのである。

 今回の一部改良で注目したのが、GおよびG-T(ターボ)に、電動パーキングブレーキとブレーキホールドがパッケージオプションだけではなく、単独でもメーカーオプションとして装着可能となったことだ(カスタム系は標準装備、Xはオプションでも装着不可で足踏み式パーキングブレーキのみ)。改良の機会で全車標準装備となることは今までもあったが、オプション設定されるのは珍しく思える。ほかにも、ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)がカスタム系には標準装備となり、G系では電動パーキングブレーキなどとのパッケージオプションで装着可能となっている(Xは装着不可)。


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小林敦志 ATSUSHI KOBAYASHI

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