ガソリン+MT仕様の日本導入も検討中ってマジか!? ステランティスの重鎮が明かした「グランデパンダ日本展開の今後」に超期待 (2/2ページ)

ハイブリッドの導入だけで終わらないかもしれないグランデパンダ

 続いて、ステランティスジャパンの成田社長とイタリアンブランド事業部長の黒川氏による日本市場での戦略に関するインタビューが行われた。

 まず、グランデパンダの日本仕様における装備面について質問が飛んだ。昨今の新型車は過剰なほどの機能が詰め込まれる傾向にあるが、グランデパンダのナビゲーションは、あえて車載ナビシステムを搭載せず、スマートフォンとの連携を基本としている。これは現在のユーザーニーズに合わせてスマートに割り切った設定だという。

 その一方で、日本の交通環境で要望の多いACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)も現在は設定がない。これは欧州の大衆車であるグランデパンダにはそもそも設定されていないからであるが、日本からの要望として本国へ働きかけていることを明かした。

 そして、日本のクルマ好き、フィアットファンにとってもっとも気になるトピックにも話題が及んだ。純ガソリンモデルとMT仕様モデルの導入に関してである。

 そして、黒川氏と成田社長の口からは、クルマ好きを歓喜させる言葉が飛び出した。

「MTの導入は、実際に検討を進めています。正直なところ、私自身も欲しいですからね」と、両氏は笑顔で熱意を語った。 驚くべきは、グランデパンダのガソリンMT仕様にとどまらない点だ。「日本ではEVしかない現行型フィアット500eですが、本国にはガソリンハイブリッド+MTという仕様があります。こちらの導入も検討しています」と明かしてくれたのである。

 500とグランデパンダというフィアットを代表するふたつのアイコンに、ハイブリッドとMTを組み合わせたモデルが追加されれば、日本のクルマ好きにとってはこれ以上ない朗報となるはずだ。

 発表会の冒頭で成田社長はフィアットというブランドを「おもちゃ箱」に例えたが、初代のDNAを色濃く受け継ぎながら、現代のサステナビリティとイタリアンデザインを融合させたグランデパンダのMTモデル導入が実現すれば、それはまさにクルマ好きにとってはこれ以上にない”おもちゃ”になるはずだ。

 どうやら当分のあいだ、ステランティスジャパンの今後の取り組みからは目が離せなさそうだ。


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