重視する部分と約50万円の価格差が決め手
SUVはアウトドアなどのレジャー、スキーなどのスポーツに使うことが想定されるため、ラゲッジルームの使い勝手も重要だ。各部の寸法を紹介すると、RAV4は開口部地上高680mm、開口部段差なし(フロアボード上段/下段では60mmの段差あり)、奥行き最大980mm、幅1002mm~、高さ775mm(フロアボード下段~933mm)。後席格納時奥行き1806mm。
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対するCR-Vは開口部地上高710mm、奥行き最大1000mm、幅980mm、高さ830mm。後席格納時奥行き1990mm。どちらも十分な容量、スペースだが、CR-Vの場合、後席を倒すと65mmの段差ができるのが難点。RAV4は後席格納部分にやや角度はつくもののフラットに使えるのが強みで、積載性のよさが光る。
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さて、肝心の走行性能についてだが、RAV4は大柄ながら車両感覚がつかみやすく、クルマとドライバーの一体感ある走り、カーブやレーンチェンジなどでの確かな接地感による安定感、そしてプロアクティブドライビングアシストなどの先進運転支援機能がもたらす走りやすさ(減速支援やオフセット支援)、安全性能が際立つ。トヨタHVらしく、粘り強くモーター走行を行い、それに伴う車内の静かさも特筆点。ただし、登坂路や急加速時ではエンジンノイズが急激に高まり、その音質もノイジー。クルージング状態での静かさとのギャップが気になるかもしれない。
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CR-Vの走りは上質感があり、乗り心地はしっとりフラット。EVモード・HVモード・エンジン直結モードがあり、市街地走行ではほぼモーター走行。高速走行時などエンジン直結モードでエンジンを高回転までまわしてもノイズレベルに大きな差はなく、ノイズリデューシングホイールやアクティブノイズコントロールの装備によって終始、静かで快適。意外なほど小まわりが利くのも好印象だ。
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最後にナビの使い勝手について報告すると、RAV4はT-Connectサービスによって、走行中でも「ヘィ、トヨタ」でナビ設定などが可能になるのも嬉しいポイント。もちろんCR-VもGoogle搭載で、「OK グーグル」で走行中のナビ設定を含むさまざまな要求に応えてくれるから安心・便利だ。
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つまり、RAV4はCR-Vに対して100mm短い全長と車両感覚のつかみやすさによって駐車を含む扱いやすさ、ラゲッジルームの積載性が魅力だ。一方CR-Vは、全長100mm、ホイールベース10mm、後席スライド機構によってとくに後席居住性のゆとりを優先したパッケージングがポイントとなる。また、4WD性能ではRAV4がやや優位。車内の高級感でも優位。そしてエンジンフィールを含めた走りの気もちよさ、総合的な静粛性ではCR-Vが上まわる……と、両車それぞれの個性、特徴がある。
その上で、やはり見逃せないのが価格だ。4WD同士で比較すると、RAV4のHV Zの490万円に対して、CR-Vのe:HEV RSの4WDは539.2万円と、50万円近い差がある。デザインなどの好みを含め、そこをどうとらえるかで選択は決まりそうだが、ボクなら顔つきのスタイリッシュさも好印象で、トヨタのプロアクティブドライビングアシストの安心性能、渋滞時ハンズオフドライブ機能の用意、さらにアウトドアや災害時に役立つAC100V/1500Wコンセントの装備、暑い時期のシートベンチレーション機能の有難み、価格を含め、RAV4のHV Zを選ぶことになるだろう。