数万円をケチって大損? 新車購入時に「延長保証」を絶対につけるべき本当の理由 (1/2ページ)

※本記事は雑誌「CARトップ2025年2月号」の記事を再構成して掲載しています

家電製品の比ではない新車の充実した保証

 市場に出まわる大半の新品の商材には、不具合が生じたり、故障した際に無償で修理が受けられる「メーカー保証」が付帯されている。

 ご存知の人も多いだろう。テレビや冷蔵庫、洗濯機といった家電製品の保証期間は、基本的に購入した日から1年間だ。これは1万円の商品でも100万円の商品でも変わらない。ほかに家具は5年間、住宅では10年間など、故障しやすかったり、買い替えのサイクルが早いものほど短くなる傾向のようだ。

 では、住宅に次いで”人生で2番目に高い買い物”と言われる自動車はどうだろう?

 昨今の部品の品質や工作精度などは、かつてと比較にならないほど向上し、めったに故障しなくなった。保証に無頓着な人がいても無理はない。とはいえ、クルマが機械である以上、いつか、どこかしらが壊れたり故障するのは避けられない。あるいは、構造や製造上の不具合に起因する故障や、個体差があってもなんら不思議ではない。

 しかし、だからと言って、何百万円もした新車が、しばらくしてあちこち壊れたり故障して、そのたびに修理費を払わされたらたまったものではない。誰も余計なお金など払いたくないし、メーカーに対して悪い印象を持って当然だろう。

 そんな事情もあるのか、国産車・輸入車とも、じつは新車に付帯されているメーカー保証は意外なほど手厚かったりする。以下、説明しよう。

消耗品以外はすべてOK

「一般保証」と「特別保証」のふたつから成る新車の保証内容は、基本的に国産車・輸入車、またメーカーによる差異はなく、前者の一般保証の期間は、新車登録時から3年間、または走行距離が6万km時点までのいずれか早いほうとなっている。

 保証の対象は、メーカー純正エアコンや、メーカー純正ナビなどの電装部品を含めたほとんどの部品。故障の程度や車種などによって異なるものの、エアコンの故障で10万円前後、カーナビで7〜8万円の修理費用は当たり前。ほかに、電動格納式ドアミラーが開閉しない(約2万円)、ドラレコが作動しない(4万円程度)、パワーウインドウの不具合(2万円)といったトラブルが生じた際、すべて無償修理になるのはありがたい。たった1年ぽっちでしかない家電の保証期間とは雲泥の差だ。

 ただし、言うまでもないが、タイヤやバッテリー、ブレーキパッド/ディスク、ワイパーブレード、またエンジン/ミッションオイルや冷却水など、消耗品や油脂類については保証対象外だ。

 もちろん、何でもかんでも無条件で無償というわけでもない。取り扱い説明書に記載されている正しい使用や手入れを怠っていたり、法令で定められた点検・整備(日常点検を含む)およびメーカーが指定する点検・整備を実施しなかったことによる故障については、保証の限りではない。覚えておいたほうがいい。


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