FRのような動きの設定でスポーティな走りが楽しい
アリアも、ノーマルとニスモで違うところはリーフとだいたい同じ。エアロや足、パワートレインと回生のセッティングが専用になってる。
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大きく異なるのは、リーフが前輪駆動なのに対し、アリアは前後モーターの4WDってところ。システム全体の出力は、ノーマルに比べてB6は27馬力、B9は40馬力アップしている。あと、ブレーキはパッド素材やブースターとABSの特性も変更して、VDCとトラクションコントロールのプログラムも書き換えてるらしい。
昨年末にマイナーチェンジしてるけど、走りに関する部分はとくに変化してないみたいで、車間維持機能やインフォテインメントの改良と、外部給電コネクターの採用くらい。ノーマルと違って、外観はキャリーオーバーしてる。
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走りも、方向性はリーフと共通している。でも、リーフよりドンドン突き上げてくるのは気になるかな。2列目に小さい子どもを乗せることが多いファミリーカーを探しているなら、ノーマルをおすすめしたいところだね。
とはいえ、やっぱりこちらも足の硬さには品がある。跳ねちゃうような突き上げはなくて、いい感じにスポーティ。街乗りでは乗り心地がハードなところもあるけれど、速度域が上がると気にならなくなる。最初に言ったように、サーキットでも、重さを考えたら信じられないくらいビュンビュン曲がるし、床下にバッテリーを積むBEVならではの、重心の低さも効いてるね。
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4WDも、電動らしい緻密な駆動力配分調整を活かして、アンダーを出さずに安定して曲がれる、後輪駆動寄りのニスモ専用チューンになっている。ブレーキが強化されてるってのも心強いし、ニスモモードだとフォーミュラEをイメージした音が出るのも面白い。BEVでも思いっきり走りを楽しみたいドライバーには、ちょうどいいドライバーズカーだと言えるんじゃないかな。
最近乗ったニスモ仕様のなかでも、この2台のBEVの乗り心地はけっこうよくできてる。日産に限らず、バッテリーの経年劣化や価格とリセールなど、BEVを手放しですすめられない課題はたしかにあるよ。けれど、スポーツドライビングができるBEVが欲しいっていうなら、この2台は有力な候補になるんじゃないかな。
日産リーフ&アリアの「ニスモ仕様」は乗り心地にも気品があった【土屋圭市 峠賛歌】画像はこちら
※本記事は雑誌「CARトップ2026年11月号」の記事を再構成して掲載しています