汚れを広げず再付着させない
掃除機だけでは取り切れない(異臭の原因にもなる)汚れには、化学的かつ強力に分解する専用クリーナーを用いるが、ここでもプロと素人の作業の違い・差は歴然だ。
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汚れを広げたり、再び付着させない作業は、やはり素人レベルと明らかに一線を画す。
たとえば、フロアマットのクリーニング。乾いた状態でまず行うブラッシングは、内部に入り込んでいる汚れをあらかじめかき出ておくことで、後に使うクリーナーや水と混ぜ合わないための配慮からだ。
また、シート表地の汚れ落としで使った、クリーナーを含ませたウエスは、洗濯してもわずかに汚れが残る可能性があるという理由から使い捨て。それほど汚れの再付着に気を遣っていることだ。
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一般ユーザーでは惜しげもなく布ウエスを使い捨てすることは難しいだろうが、クリーナーを併用するウインドウのクリーニングなどでは、ペーパータオルで代用できる。
マメな掃除が悪臭を防ぐ
今回、プロの協力を得て、室内全体の掃除機かけから、クリーナーを併用したフロアマット、シート、内窓、内張りのクリーニング、またエアコンの清掃、さらに除菌/抗菌作業に至るルームクリーニング一式を実施した結果、計測機器が示した臭いの値は「004」。施工前の「0125」のおよそ25%まで激減した。
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数値だけでなく、実際、それまで鼻を突いていた体臭やカビ、ホコリなどが入り混じった、なんとも表現しがたい不快な臭いもスッキリ消し去ることができた。と同時に、それまで、いかに車内のさまざまな場所に汚れが蓄積していて、異臭の原因になっていたかを思い知る結果に。
それもこれも、長期にわたって車内クリーニングを怠っていたことが要因。たとえ、市販品のクリーナーを使った素人レベルの作業だったとしても、日頃からクリーニングしていれば、悪臭に悩まされるようなことはなく、ましてや、今回のような大がかりなルームクリーニングにも頼らずにすんだはずだ。
ちなみに、今回の徹底的なクリーニングに要する時間は半日から丸一日。料金にしても(手間を考えれば妥当ながら)、およそ5万円とあまりにも痛い出費だ。
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クリーニングで汚れが落ちて、異臭を消せたとしても、この効果は永久的ではない。また汚れを放置すれば、誰もが嫌がる”臭いクルマ”に再び戻ってしまうのは言うまでもないことだ。
※本記事は雑誌「CARトップ2024年7月号」の記事を再構成して掲載しています