トライトンは新型になってもやっぱり強いことを証明! アジアクロスカントリーラリー2025優勝報告会には元パリダカ王者の増岡総監督も登場 (1/2ページ)

この記事をまとめると

■チーム三菱ラリーアートがAXCR2025で優勝した

■優勝報告会では増岡 浩監督と優勝したドライバー/コ・ドライバーが登壇

■クルマの進化と選手たちの努力とチームワークが優勝の決め手となった

トライトンが3年ぶりにアジアクロスカントリーラリーを制す!

 2025年の8月8日(金)〜16日(土)に開催された「アジアクロスカントリーラリー(以下AXCR) 2025」。第30回目となる今年は、総走行距離2316.32kmという長距離の争いとなったが、そこに参戦した「チーム三菱ラリーアート」のチャヤポン・ヨーター選手が激闘を制し総合優勝。同チームにとって、2022年以来じつに3年ぶりの優勝となった。

 これに際して、東京・港区の三菱自動車本社ショールームでプレス向けの優勝報告会が開催された。

 報告会では、かつてパジェロで幾度もダカール・ラリー(旧称パリ・ダカールラリー)を制したチーム総監督の増岡 浩さんがまず登壇。

「今年は我々にとって4年目の挑戦でしたが、例年より一層タフな挑戦でした。乗り切るためには高いチームワークが必要で、その重要性を改めて実感させられました。たとえば、本来であれば20分かかる作業を、9人がかりで9分40秒で終え、なんとかペナルティを免れるような場面もありました」と、今年の挑戦をまとめた。

「そのような甲斐もあって総合優勝ができ、チームの勝率も5割へ戻ってホッとしています。来年もディフェンディングチャンピオンとして、連覇を目指して頑張りたいと思います」と現在の想いを語った。

 次に、112号車を駆って総合優勝を果たしたチャヤポン・ヨーター選手が登場した。

「僕は小さい頃から三菱とラリーアートのWRCやパリダカを見て憧れていました。今回、優勝することができて、本当に嬉しいです。今年はスタビライザー装着などマシンの進化で、これまでよりハイスピードで走ることができました。また、30周年のためコースが非常に長く過酷だったので、危険なところは抑えめに、安全なところはペースよく走るメリハリのいい走りを意識しました。優勝ももちろん難しいですが、チャンピオンで居続け得ることはもっと難しい。でも、私は連覇できるように、これからも頑張りたいと思います」と、今年の挑戦を振り返った。


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