シビックタイプRが欧州で販売終了! 日本はまだ買えるものの「早めに買う」のが得な可能性大!!

この記事をまとめると

■ホンダは欧州でアルティメットエディションを発売しシビックタイプRの欧州販売を終了

■販売終了は欧州の排出ガス規制をクリアすることが難しいため

■日本ではまだ厳しい排出ガス規制はなされていないためにすぐに終売になることはない

アルティメットエディション登場でシビックタイプR終了の危機!?

 ホンダのモータースポーツへのスピリットを市販車に投入したことで高い人気を誇るタイプR。現在はシビックにのみ設定されるものとなっており、日本のみならず諸外国でも販売されているのはご存じのとおり。

 そんな現行型シビックタイプRは、2022年9月に日本で販売が開始され、海外でも追って販売が開始されたが、今年の6月に早々と欧州では販売終了がアナウンスされ、40台限定の「アルティメットエディション」が発表されている。

 このアルティメットエディションは、チャンピオンシップホワイトのボディにレッドラインのデカール、そしてブラックのルーフが与えられ、インテリアにはカーボンパーツや間接照明などが備わっているが、パワートレインなど、動力性能にまつわる部分はベース車のままとなっており、アルティメットという名前の割には大人しい仕上がりとなっている。

 ただ、価格は5万7905ポンドと、執筆時点のレートで約1155万円となっており、かなりの高級車であることは間違いないだろう。

 そこで気になるのが日本でのシビックタイプRの今後だが、欧州で終売となった大きな理由は厳しい欧州の排出ガス規制をクリアすることが難しいという点で、シビックタイプRの高い動力性能をキープしたまま排出ガス規制をパスすることは不可能だったということが実際のところだ。

 一方、日本ではまだそこまで厳しい排出ガス規制はなされていないため、すぐに終売となることはないと考えられる。実際、先日、プレリュードが発売されたタイミングでレーシングブラックパッケージのみ販売が再開されている。

 ただこのとき、車両本体価格がプレリュードと同額の617万9800円に値上げされており、再開を待ち望んでいたユーザーからは便乗値上げという声も上がっていた。

 しかし、欧州では前述のとおり5万7905ポンド(通常モデルでも5万1905ポンド=約1035万円)、北米でも4万5895ドル(約680万円)と日本モデルよりも高額となっており、今回の値上げによってその差が埋まったともいえる。

 そもそもシビックタイプRは、デビュー時からその性能から考えるとバーゲンセールと評される価格だったので、当初の価格が安すぎたという意見もあるほど。

 近年はさまざまな理由で車両製造のコスト自体が高騰していることもあり、シビックタイプRだけでなく、ほかのモデルも値上がりすることが珍しくなくなってきているので、買えるタイミングで買っておくのがベストといえるかもしれない。


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小鮒康一 KOBUNA KOICHI

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