この記事をまとめると
■大きなクルマが好きな層からはいまだにトヨタ・メガークルーザーの人気は高い
■ケニアの観光業者がメガクルーザーをサファリウインドウ付きハイルーフにカスタム
■前席ルーフも上げたことでフロントスクリーンも特注品でスクールバスのような出で立ち
世界のビッグサイズマニアを魅了するケニア製ハイルーフカスタム
ビッグサイズ好き界隈では、いまだにトヨタ・メガクルーザーがホットな話題なんだとか。登場からすでに30年近くが過ぎようと、あの規格外の大きさや自衛隊が使えるヘビーデューティはやっぱり魅力的なのでしょう。そんなメガクルーザーのファンでなくとも、こちらのハイルーフにカスタムされた姿にはグッとくるかもしれません。トヨタが用意したものでなく、ケニアでカスタマイズされたというのも見逃せないポイントです。
トヨタ・メガクルーザー・ハイルーフのフロントスタイリング画像はこちら
トヨタ・メガクルーザーは、メガの名前どおり全長こそ5090mmと中型トラック並みですが、全幅は2170mmと2017年以降の免許証では法規上乗れない(準中型自動車)サイズ。また、最低地上高420mmというスペックこそ自衛隊仕様で、国内で走破できない場所はないと豪語されるほど。サイズのわりに小まわりが利くよう、後輪には油圧式4WSシステムを搭載し、がれきが溢れる災害地などでも機敏に動きまわれるのだとか。
トヨタ・メガクルーザー・ハイルーフの後輪画像はこちら
発売当初はJAFや消防が高機動車両として購入したほか、地方の公共団体が用途に合わせた仕様で購入するなど、一般ユーザーは二の足を踏んでいたはず。ですが、なかにはもの好きというかビッグサイズマニアがいるもので、普段使いをしている強者もいる様子。広大な私有地でもあれば、あの巨体で飛んだり跳ねたりする走りは楽しくて仕方がないはずです。
そんな夢を広げたひとりが、ケニアの観光業者でした。いわゆるサファリツアーというやつで、アフリカで野生の動物を見てまわるのにメガクルーザーが「ちょうどいいんじゃね」ということに。ちなみに、競合車種となるのはランドローバー・ディフェンダーあたりでしょうか。オープントップからトランスポーター仕様までさまざまなボディがあり、シンプルで丈夫な設計などがウケているのかと。
トヨタ・メガクルーザー・ハイルーフのリヤスタイリング画像はこちら
で、ケニアの業者が思いついたのが、ハイルーフにしてウインドウ面積を広げることでした。これなら、視界を広げるだけでなく、不意に襲ってくる猛獣から乗員を守ることも可能。4.1リッターのターボディーゼルにしても、レンジに負けない信頼性があるはずです。なにより、広大なサファリであっても小まわりが利くのは大きなアドバンテージにほかなりません。