この記事をまとめると
■トラックドライバー業界は人手不足で稼げないといわれている
■クルマや運転が好きで責任感が強い人が向いている職業だ
■学歴よりもやる気が重視される世界といわれている
トラックドライバーに求められることとは
かねてより話題となっている、運送業界における2025年問題。これはドライバーの労働時間に制限を設けるなどの措置を講じ、安全性を重視した……というものだ。しかし、現場では感謝されるどころか嘆き節ばかりが聞こえてくる。ただでさえ人手不足に苦しむなかでドライバーの時間を制限されてしまうと、荷物を捌けなくて堪ったものではないというわけだ。そして、当のドライバーからも稼げなくなったという負の言葉が漏れ聞こえてくる。
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今でもたまにいわれる「長距離ドライバーが稼げた」というのは、はるか昔の話。それでも、時給に換算すれば決して高給ではなかったという事実に気づかされる。しかも、ボーナスがないのが普通だった。一般のサラリーマンより長時間働くことができたからこそ稼げているという錯覚に陥ってしまうが、じつのところはそんなにおいしい稼業ではなかったのである。そして現代では、稼ぎがいいからという理由で長距離ドライバーを目指すという人は、皆無といっても過言ではないだろう。
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過酷でハードな仕事でありながら、給料は少ない……そんな世界に魅力があるとは正直いい難いが、もちろんいい部分もある。とくに対人を苦手とする人には打ってつけともいえるため、「運転が好きだ!」という人にはオススメの仕事であると断言できる。そして人手不足である以上、比較的採用されやすい傾向にあるのも事実。そして何よりも我が国の物流を担う重要な仕事であるために、やりがいももてるに違いない。しかし、誰でも長距離ドライバーになれるというわけではない。ここでは、長距離ドライバーになるための心構えなどを綴りたいと思う。
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