この記事をまとめると
■スバルは長年ニュルブルクリンク24時間レースに挑戦している
■WRX S4をベースとしたマシンを2025年仕様から2026年仕様にアップデートした
■見た目以上に中身が進化しているので好成績が期待できるとチーム関係者は語る
2026年もニュルに行くぞ!
スバルのモータースポーツを司るスバルテクニカインターナショナル(以下STI)は11月26日、富士スピードウェイでニュルブルクリンク24時間レース2026参戦車両のシェイクダウンを実施し、パートーナー企業やメディア関係者向けのお披露目会を開催しました。
2008年から、コロナ禍を除き継続的にニュルブルクリンク24時間レースに挑んでいるSTI。2023年からは現行型WRX S4をベースにしたマシンで挑戦を続けています。
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この車両は2025年も挑戦していますが、レース中に他車との接触によりマシンが大きくダメージを負い、約5時間に渡る修復活動の後にレースに復帰しチェッカーを受けたというエピソードがあります。完走することすら難しいニュルブルクリンク24時間レースのなかで、修復時間に多くの時間を費やしたとはいえ、完走を果たしたことは大きな意義があります。
しかし、STIの参戦は完走が目標ではなく、クラス優勝はもちろん、格上クラスの車両のなかに食い込んでの総合順位の上位を目指しています。
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ブリーフィングのなかで賚寛海STI社長は、「STIがニュルブルクリンクにチャレンジするする理由のひとつ目は、勝負事ですので『勝つ』ことです。上位クラスを凌駕しつつ勝つことと、2019年に記録した145周の最多周回数を更新していきたい。ふたつ目は、我々は量産車ベースでレースを行っていますので、誰が乗っても安全で速く走れるクルマ作りを、ニュルブルクリンク24時間レースで得た知見を活かして進めていきたい。そして、ご協力いただいているパートーナー企業の皆さまやメディア関係者の皆さまを含めて、我々STIがこのニュルブルクリンク24時間レースに参戦することでどうのように貢献できるか、考えていかないといけないですし、ご協力いただけるようなチーム作りを一丸となって考えて行きたいと思っています」と力強く参戦意義を説明しました。
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続いて、2026年の参戦では高津益夫STI開発副本部長が総監督に就任することが発表されました。高津総監督は、「STI NBR CHALLENGEプログラムは、量産技術に近い技術で過酷なニュルブルクリンク24時間に挑む活動です。レースに勝つだけのチャレンジではなく、量産車開発に活かせる技術を生み出していくことにも挑もうとしています。この活動をさらに加速させ、SUBARUおよびSTIのブランドパフォーマンスを高めて参ります」と挨拶しました。
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長年チームを率いる沢田拓也チーム監督以下チーフエンジニアなどの発表と、全国のスバルディーラーから選抜された8名のディーラーメカニック、スバル技術本部から参加するエンジニアの紹介もしたほか、昨年もドライバーとして参加し、今年も開発ドライバーを努める佐々木孝太と久保凜太郎が挨拶を行い、今年のマシンの仕上がり具合などを説明しました。
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