「あなた誰?」レベルの激変っぷり! 3度のマイチェンでまるで別人に変身したレクサスISの顔を追ってみた

この記事をまとめると

レクサスISは現在国内で販売されているモデルは2代目だ

■2013年に登場して以来3回のマイナーチェンジを実施している

■最新モデルは初代と比較して大幅にデザインが変更された

12年目以上販売されるロングセラーモデル

 現在のレクサスのラインアップのなかで、もっともコンパクトなボディをもつスポーツセダンして知られるISは、今年の9月にマイナーチェンジを実施することが発表され、2026年初頭以降、順次各地域で発売を予定していることがアナウンスされた。

 今回のマイナーチェンジはじつに3回目となり、新たなエクステリアデザインなどが採用されることになるのだが、ここで現行ISのフェイスチェンジの歴史を振り返ってみたい。

 日本では2代目(グローバルでは3代目)となる現行型レクサスISは、2013年5月に登場。前年に登場したGSから採用がスタートした「スピンドルグリル」を採用したことが最大の特徴で、ヘッドライトユニットから独立させてL字型を強調したクリアランスライトを採用した、精悍で個性的なフロントフェイスとなっており、スポーツセダンらしいデザインとなっていた。

 そして1回目のマイナーチェンジが実施されたのは2016年10月のことで、フロントまわりは、スピンドルグリルから始まるセンター部の立体と大きく張り出した台形状のバンパーコーナーの立体が明快なコントラストを生み出し、踏ん張り感のある力強い造形を表現。

 ヘッドライトは、内側に延長することで特徴的な形状とし、L字型のクリアランスライトとの連続性を高め、鋭さを強調し、スピンドルグリルは、グリル下部がより大きく広がり、低重心でスポーティな印象を与える造形とし、両下端のブレーキダクトへ空気を導く機能性も表現したものへと変更がなされていた。

 続く2回目のマイナーチェンジは2020年6月に発表され、日本では同年11月から販売をスタート。ここでは「Agile(俊敏) & Provocative(挑発的)」をデザインコンセプトとし、走りを予感させるワイド&ローなスタンスと、シャープなキャラクターラインによるアグレッシブなデザインを目指したとされ、新開発の小型軽量ランプユニットを搭載した薄型のヘッドライトを採用。

 全幅も30mm拡幅したことで、ワイドなトレッドによりスポーティな走りを予感させるプロポーションとなっていた。

 そして今回の3回目のマイナーチェンジでは、低重心かつワイドなスタンスをさらに強調した新たなフロントフェイスにより、力強く精悍なスタイリングをより際立たせたデザインへと刷新。もはや2013年に登場した初期型と比べると、フルモデルチェンジといっても誰も疑わないほどのフェイスチェンジとなっているのである。


この記事の画像ギャラリー

小鮒康一 KOBUNA KOICHI

-

愛車
日産リーフ(2代目)/ユーノス ロードスター/マツダ・ロードスター(2代目) /ホンダS660/ホンダ・オデッセイ(初代)/ 日産パルサー(初代)
趣味
長距離ドライブ
好きな有名人
ザ・リーサルウェポンズ

新着情報