この記事をまとめると
■デリカミニやジムニーなどの軽自動車が人気だ
■日本の新車販売のじつに4割を軽自動車が占めている
■いまの軽自動車は一度乗ると「これがいい」という気もちになる
日本人が軽自動車を選ぶ理由
あなたは、なぜ軽自動車を買ったのですか? そう聞かれて、明確な理由を話す人はあまり多くないのではないか。
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1990年代ころまでならば、「軽は燃費がいいから」「あまり遠出をしないから軽でも十分だから」といった見方が軽自動車にあったが、最近は「軽だから」とか「軽ではないから」という視点でのクルマ選びはしなくなったように感じる。
典型的な例は、初代に続き二代目も大人気の三菱「デリカミニ」だ。三菱によれば、購入実績ではターボ四駆比率が高く、乗り出しで300万円越えとなるが、「軽だから300万円は高い」という意識が購入者には希薄だ。購入者はデリカミニが欲しいのであって、たまたまデリカミニが軽だったということになる。
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それがスズキ「ジムニー」の場合、「ジムニー」が欲しいという購入動機があってから、「さて軽のジムニーにするか、登録車のジムニーシエラにするか?」という選択をすると思う。また、ジムニーノマドの場合、ジムニーノマドが欲しいという購入動機を優先して、車体のベースが軽のジムニーであるという解釈になる。
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こうした「軽を意識しないで軽を買う」トレンドが、日本市場の約4割を軽自動車が占めるという結果に結びついていると考えられる。
では、軽自動車の車両規格を確認しておく。軽自動車検査協会によれば、日本の軽自動車の歴史は昭和24年7月まで遡る。翌25年には、二輪、三輪、そして四輪の区分が設けられた。四輪のボディサイズは全長3m以下×全幅1.3m以下×全高2.0m以下で、排気量は350cc。その後、何度かの車両規格が改定され、平成10年10月1日から全長3.4m以下×全幅1.4m以下×全高2m以下で、排気量は660ccとなった。
ボディサイズは登録車と比べて、全長と全幅では小さいものの、軽スーパーハイトワゴンのように全高が高い軽では、登録車を凌ぐ広々とした車内空間やさまざまなシートアレンジが可能なモデルが多い。走りについても、軽の最人気モデルであるホンダ「N-BOX」では、ホンダの走りについてのこだわりから、ドライバーの意のままに軽快に走り、かつ乗り心地もいい。
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軽は日常的に自宅周辺の地域移動ならば、排気量が小さいことから燃費もいいし、税金や高速道路の通行料金も安い。
購入動機がどうであれ、一度乗ってしまうと「これでいい」ではなく「これがいい」という気持ちになる。それが老若男女を問わず多くの人に軽が指示される理由だと思う。