この記事をまとめると
■大阪オートメッセ2026に日産サービスセンターが出展
■一般的なレストアとは異なり外観よりもボディ強度と剛性の回復を最優先する点が特徴だ
■基本料金は約600万円ながら需要は殺到し対応拠点拡大で納期短縮も進められている
見た目の復元を重視するレストアとは別物
2月13日(金)から15日(日)までインテックス大阪で開催され、総計21万人超もの来場者を集めた、関西のカスタムカーショー「第29回大阪オートメッセ2026」。
3号館の日産サービスセンターブースでは、新車と見紛うばかりにピッカピカのBNR34型日産スカイラインGT-Rが2台展示されていた。
それもそのはず、この2台はいずれもオーナーカーながら、日産車の新車納車前整備や事故車の鈑金塗装を行う同社が個人オーナー向けに展開する「ボディリビルドパッケージ」が施工され、ある意味新車以上のクオリティに仕上がっているからだ。
大阪オートメッセ2026にて展示された日産スカイラインGT-R画像はこちら
なお、「ボディリビルドパッケージ」が施工された車両には、ラジエーターサポート上部にシリアルナンバープレートが装着されるので、エンジンフードを開ければ施工車両かどうかを見分けることは可能だ。
では、日産サービスセンターの「ボディリビルドパッケージ」とは、一体どんなサービスなのか。
端的にいえば、一般的なレストアとは似て非なるもの。同社北海道支社長の越智政之さんによれば、「レストアは見た目がどれだけ新車のオリジナルの状態に近いかを重視するのに対し、『ボディリビルド』はボディの強度や剛性を新車の状態に戻すことを重視」している。
「何回も走っているうちにボディはよれ、接合点も剥がれてくるので、たとえばボディの歪みは、高い精度を確保しやすい車種専用固定ジグを用いるボディ修正機で測定・修正し、スポット溶接は打点を増やすことで、新車当時の強度・剛性を取り戻します。サビが発生していればもちろん取ります。裏を返せば、オリジナルの状態を保つことにはこだわっていません。それよりも走りにこだわっている人向けのサービスです」
大阪オートメッセ2026にて展示された日産スカイラインGT-R画像はこちら
正統性よりも性能を重視する姿勢は、こうした鈑金の領域だけではない。塗装においても、「新車の生産ラインで塗装したよりもメタルのムラはありません。つまり、新車当時の塗装肌にもこだわっていません。量産車とショーモデルの中間くらいのクオリティになるよう磨き込んでもいます」というから、新車と見紛うのも当然というものだろう。