この記事をまとめると
■本牧埠頭に元船員向けの飲食施設「シーメンスクラブ」を発見
■一般客も利用できるランチが用意され海外ダイナーの雰囲気が漂う
■港湾関係者や地元客が静かに集う隠れ家的スポットだ
埠頭内に隠れ家的ダイナーを発見
横浜の本牧埠頭を取材中に偶然見つけた特徴的な建物がある。特別目立った作りではなかったが、なんとなくレトロ感漂う雰囲気に惹かれて看板を見てみると、そこには「USS シーメンスクラブ」と書かれている。
たびたび紹介しているが、埠頭や港湾エリアではおいしい食べ物を食べようと思うとそれなりに事前のリサーチが必要であることが多い。もちろんここ本牧ふ頭でもそれは例外ではないのだが、このエリアには少しクルマで走ると港湾関係者だけでなく一般人も使うことができる食堂が少しある。最初にこのシーメンスクラブを見つけたときは飲食店だと思わなかったので店内に入ることはしなかったが、その後リサーチしたところによると、一般人でもランチやバーが使えるということで改めて訪問した次第だ。
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ではこのシーメンスクラブについて触れておこう。正式名称は「USS(ユナイテッド・シーメンス・サービス)インターナショナルセンター」内にあり、本来は外国航路の船員たちのための福利厚生施設なのだ。
施設ということは建物内にはレストランだけでなくさまざまなアクティビティが揃っている。まず建物のなかに入るとそこはまさに海外のダイナーを彷彿とさせる雰囲気が漂っている。決して派手ではないドアを前に、恐る恐るなかを覗くとうっすらとビリヤードの台が見えた。入り口にはレストランのメニューが表示されているがどうやら営業中のようでひと安心した。
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店内に入ると優しい女性スタッフが対応してくれて「お好きな席へどうぞ」と声をかけられる。少し暗い奥のバーが気になったが、まずは景色のいいガラス横の席に着席。メニューは日替わりメニューとアラカルトがあるとのことだったが、訪れた日に提供されていたポークソテー定食を選んだ。これがほかの食堂であれば生姜焼きやとんかつ定食などという感じなのだろうが、このダイナーっぽい雰囲気の店内にはポークソテーが似合うと思うのは筆者だけだろうか。
さらにポークソテーにはライトベジタブルが添えられ、より一層海外っぽい雰囲気が盛り上がる。ちなみにライス、スープ、コーヒー、水などはセルフサービスながらおかわりが自由となっている。
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オーダーが到着するまで店内のまわりの人を観察してみると、ふ頭内らしく港湾関係者のユニフォームを着た人たちや、おしゃれにスーツを着こなした初老の老人、わざわざこのお店にやって来たような奥さま方が目に付いた。訪れたのは平日の12時半。ランチタイム真っただなかにもかかわらず、店内にいたのは五組ほど。これが普通の食堂であれば行列ができるほどの盛況ぶりなのだが、なぜかシーメンスクラブはゆったりと時間が流れていた。