見た目はよく似た兄弟なのに……なんでココまで人気に差が出る? 残念な結果に終わった兄弟車の片割れ4台

この記事をまとめると

■自動車メーカーは販売チャンネル別に兄弟車を設定していたことがある

■装備などはほぼ同等だったが本家ほどの人気が得られないことが多かった

■派生車にしかないグレードも設定されていたがその多くは人気になることはなかった

本家と同じ中身でも人気は同じにならなかった

 現在はすっかり見なくなってしまったが、過去には同じ自動車メーカーであっても販売チャンネルを複数所有し、中身は同じながらも内外装などに差別化を図ってキャラクターを分けた“兄弟車種”が多く存在していた。

 しかし、中身は同じなのに販売チャンネルの影響力やネームバリューなどによって、本家と大きな差をつけられてしまった不運な車種も少なくない。そこで今回は、そんな不人気となってしまった兄弟車をご紹介しよう。

トヨタ・エスクァイア

 3代目ノアの兄弟車として2014年1月に遅れて登場したのがエスクァイアだ。ノアの兄弟車としてはヴォクシーが知られるところだが、クラウンなどを扱うトヨタ店やマークXなどを扱うトヨペット店向けの車種として追加されたモデルだった。

 上級車種を扱う販売チャンネル向けの車種ということで、エクステリアにはメッキ加飾を多く与え、インテリアでは合皮などを使用したものとなっており、エントリーグレードを用意しないなどの差別化が図られていたが、このクラスのメイン顧客であるファミリー層はコストにシビアなユーザーが多く、3車種のなかでは不人気の烙印を押されてしまった。

三菱アスパイア

 8代目ギャランの兄弟車種としてカープラザ店向けに1998年8月に投入されたのがアスパイアだ。ラインアップ的にはエテルナの後継車種ということになるが、エテルナのように5ドアハッチバックが用意されるというような差別化もなく、ギャランと同じく4ドアセダンのみのラインアップとなっていた。

 それどころかターボ仕様のホットモデルも用意されず、本家ギャランのターボモデル(VR-4)も2002年9月の改良で廃止となってしまったため、より差別化の意味も失われてしまい、2003年春にはカープラザ店がギャラン店に統合されたことで、ギャランよりも先に姿を消すこととなってしまった。

トヨタ・ビスタ

 1982年4月に2代目カムリの兄弟車として登場したビスタは、1980年に営業を開始した「トヨタビスタ店」の看板車種として登場した。

 その後もビスタ店の名前を背負ったミドルセダンとしてラインアップされ続けてきたが、カローラ店で販売されるカムリに比べるとトーンダウン感は否めず、1998年7月に登場した5代目ではカムリと袂を分かって独立車種となったが、そのまま終売することとなってしまった。

ダイハツ・ブーン

 ストーリアの後継車種として2004年6月に登場した初代ブーンは、トヨタにデュエットとしてOEM供給していた先代とは異なり、トヨタとの共同開発で生まれたモデルで、メーカーこそ違うものの、トヨタ・パッソと兄弟車種関係にあった。

 1.3リッターモデルも存在していたものの、主に安価なリッターカーとしての需要が高かったこともあり、安価なアシ車としてはもちろん社用車としても重宝されていたため、圧倒的な販売力を誇るトヨタ・パッソに比べると半分以下の販売台数に留まってしまった。

 モータースポーツベース車の「X4」はブーンにのみ設定されたものだったが、万人向けのモデルとは言い難く、販売台数の差を埋めるまでには至らなかったのだった。


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小鮒康一 KOBUNA KOICHI

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