「最近のクルマってグリルでかくね?」と思ったら100年前はもっと巨大! クルマの顔に対するデザインのプロの意見とは? (1/2ページ)

この記事をまとめると

■クルマの表情を決めるフロントグリルはデザイン上重要なパーツだ

■最近のクルマは大きなグリルが目立つが20世紀初頭もグリルは大きい傾向にあった

■グリルの大型化で簡単に個性を引き出せるようになり2000年代以降はその手法が増えた

グリルはなんでこんなに大きくなった?

 フロントグリルは以前からクルマの表情を示す重要な要素とされ、メーカーはさまざまな表現を模索してきました。そして、最近の特徴といえば例の巨大化傾向で、「いつの間にこんな大きくなったんだ?」と思われるケースが少なくありません。そこで今回は、この巨大化の経緯と理由についてあらためてチェックしてみたいと思います。

●ボディ形状に沿って変化したグリル

 メーカーを象徴するグリルといえば欧州プレミアム勢が筆頭ですが、その源泉を振り返ってみると、そもそもグリルは「大型」だったことがわかります。たとえば、メルセデス・ベンツでは1920~30年代のSSKやW136、50年代始めのW186、BMWでは同じ50年代の501/502など、当時の車体形状に合わせた縦型の大型グリルが一般的でした。

 これが、50年代半ば以降にボディ形状が現代化すると同時にグリルもスリムなカタチへ変化します。メルセデス300SLやBMWの507では早くも横型となり、61年のBMWノイエ・クラッセでは左右ヘッドライトをつないだ現代的造形が完成します。一方、VWでもビートルをベースにしたカルマンギアで同様の横型が登場。

 アウトウニオンを経たアウディも70年代はこのノイエ・クラッセタイプを踏襲し、センターに特徴的なフォーシルバーリングを置き、プジョーではここにライオンのエンブレムを施しました。以降、80~90年代は、日本車も含めてこのベーシックな表現を各社がアレンジする手法が主流となりました。


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すぎもと たかよし SUGIMOTO TAKAYOSHI

サラリーマン自動車ライター

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いすゞFFジェミニ4ドア・イルムシャー(1986年式)
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オヤジバンド(ドラムやってます)/音楽鑑賞(ジャズ・フュージョンなど) /カフェ巡り/ドライブ
好きな有名人
筒井康隆 /三谷幸喜/永六輔/渡辺貞夫/矢野顕子/上原ひろみ

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