この記事をまとめると
■マレーシアにてクアラルンプール国際モビリティショーが開催された
■プロトンのコンパクトセダン「サガ」が現地で人気を博している
■プロドゥアからは「ベザ」というモデルも出ておりこちらも安価で人気なモデルだ
マレーシアではコンパクトセダンが大ヒット中
マレーシアの首都クアラルンプールにKLIMS(クアラルンプール国際モビリティショー)取材のため降り立った。空港はクアラルンプール市内中心部から40km強の位置にあり、中心部と空港を結ぶ鉄道や高速バスも整備されているのだが、荷物の多い筆者はライドシェア車両で移動した。道中、周囲を走るクルマを見ていると、プロトン、プロドゥアというマレーシアブランド車が数多く走っており、両ブランド合わせた販売シェア6割強に納得していた。とくに目立つモデルは国民車ともいえるプロトンのコンパクトセダン、サガであった。
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サガの初代モデルは1985年に当時の三菱ランサーをベースに開発され、マレーシアブランド初の乗用車としてデビューしている。初代や2代目もまだまだ数多く見かけるなか、2016年にデビューした現行3代目がとにかく数多く街なかを走っている。プロトンは2017年に中国・吉利(ジーリー)傘下となり、それ以降登場したモデルはジーリー車のバッジエンジニアリングモデルとなっているので、唯一のオリジナルプロトン車とも呼ばれている。
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デビューから10年経つからそろそろ……、と思っていたのだが、2025年11月に直近の改良が行われ、2025年の改良まで搭載していた1.3リッターエンジンから新開発の1.5リッターへ換装されるなど、かなり大掛かりな変更を施した、ジーリー車風となった最新型が目立った。ちなみにこのクルマはトランスミッションにMTがなく、エンジンが1タイプなのに4速ATとCVTが用意されている。内装では計器盤がフル液晶のデジタルタイプになるなど、まだまだやる気だな、という強いオーラが伝わってきた。
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KLIMSは各ブランドともに展示車両が少なめとなるのだが(会場の関係? )、そのなか、プロトンブースでは新型サガが展示されており、地元マレーシアの人がいつも展示車に集まっていた。しかも意外なほど若い層も多く、「日本での昭和ノスタルジーのようなものでも感じているのかな」とも考えてしまった。
新型サガはスタンダードグレードで3万8990リンギット(約156万円)となっている。ADAS(安全運転支援装置)がほどほどに備わり、ディスプレイオーディオなど装備の充実した最上級グレードのプレミアムでも4万9990リンギット(約199万円)となっている。キャラクターの近いホンダ・シティが8万4900リンギット(約340万円)からなので、比べてもかなりお値打ち設定となっていた。この価格差を見ても、マレーシアブランドと外資ブランド車では、乗っている消費者層には大きな違いがあるものと考えていいだろう。
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ちなみに、もうひとつのマレーシアブランドであるプロドゥアでは、2016年にブランド初のセダンとして、サガクラスのベザをラインアップしている。こちらは1リッターと1.3リッターとなることもあり、廉価グレードが3万4580リンギット(約138万円)とさらにお値打ちとなっている。ただ個人的な好みとしては、よりクラシカルに見えるサガのほうに感情移入してしまっている。
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カローラセダンをこよなく愛し、歴代モデルを35年ほど乗り継いでいる筆者はこのサガがストライクでハマってしまっており、ライドシェアでマッチングを試みると「サガに当たらないかなあ」といつも願っていた。今回の大規模改良実施を見て、まだ当分は販売継続されそうだと嬉しくなった筆者であった。