この記事をまとめると
■車止めは駐車位置の目安になるが過信せず徐行で駐車することが重要だ
■勢いよく当てると乗り越えたりバンパーやマフラーを擦ったりする恐れがある
■軽くタイヤを当てる程度なら大きな問題はない
適切に使えば便利だが……
駐車枠に設置されている車止めはクルマを止める位置の目安として利用されている。これがあることで、たとえば背後の壁などにクルマが接触する懸念を和らげることに役立つ。
一方、車止めにタイヤを接触させないほうがよいとの意見もある。実際にはどうすればいいのだろう。クルマのオーバーハング(タイヤから車体の端までの距離)は車種や車体寸法などによってさまざまだ。それでも、壁などとの接触、あるいは縦に並んだ駐車枠で相手のクルマに接触することなく停車させるのに、多くのクルマにおいて車止めは頼りになる。
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したがって、車止めを目安としながらタイヤがトンッと軽く当たるまで動かすことで、ほぼ駐車枠のなかに車体の前後をうまく収めることができるだろう。それでも万一ということはある。車止めだけを当てにするのではなく、車止めに接触する手前で駐車できればよりよい。そのためには駐車枠に入るあたりから速度を十分に落とし、徐行で止める位置を確定する。
真上からクルマの周囲を見ることのできる画像をナビ画面などで確認できる場合は、それを参考にするとわかりやすいかもしれない。ただし、車止めがあるからとあまり速度を落とさずにいると、場合によっては車止めをタイヤが乗り越えてしまうかもしれない。
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一般に車止めはタイヤが当たる面が斜めになっていて、タイヤの丸さにあわせる形状になっているが、その裏は垂直に立っている。そうした車止めを乗り越えてしまうと、もとに戻るのが難しくなる。アクセルを吹かして脱出しようとすると、乗り越える勢いで飛び出して接触事故を起こす懸念が高まる。
そうした危険を予防するためにも、車止めがあるからと安心しすぎず駐車枠には徐行で入ることだ。また、車止めは多くのクルマが支障なく停車できる高さとなっているはずだが、車種によっては車止めにタイヤが当たるまで近づけるとバンパー下をこする場合がある。ことに前進で駐車枠に入る際は、クルマの前端部が低いことから車止めでこする懸念が残る。
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後ろに比べ車体の前が低いのは、前側が低いほうが空力的に優れるからだ。一方、車体の後ろもマフラーが床下にあるので、これに接触しないかどうかも意識するのがよいかもしれない。ほかに、車止めにタイヤを強く当てたまま駐車するとタイヤやサスペンションに悪影響が及びかねないとの意見もあるが、まったく負担がないとはいえないものの、短時間の駐車であれば、それほど気にする必要はないのではないか。タイヤは約1トン以上の重い車両重量を支えている。したがって、長期間の駐車はそもそもタイヤに余計な負担をかけることになる。
こうしたさまざまな理由から、車止めにタイヤを当てないほうがよいとの話がでるのだろう。いずれにしても、駐車枠の車止めは最後の砦という安心材料だと考えておくのがいいのではないか。そのうえで車止めにタイヤを当ててはならないということでもない。車止めにタイヤを当てることで駐車枠内でのクルマの停車位置が次第に呑み込め、枠内に上手に駐車できるよう慣れる手立てのひとつともいえるのではないか。