道路っぱたで技師が何か覗いている「測量」! 道路を守るためには必要不可欠な作業について解説!!

この記事をまとめると

■道路の安全と連続性を維持するには継続的な測量が欠かせない

■曲線や坂道では変化を正確に捉えるため細かな測量が必要になる

■約128万kmに及ぶ道路網を支える重要な維持管理作業のひとつだ

何気なく走る道路はどう維持されている?

 普段何気なくクルマで走っている道路は、日本全国ほぼ途切れることなく続く距離の長い社会基盤だ。建築物などと異なり、一個の物件にとどまらず連続性を維持することが重要になる。したがって、道路は一度できあがればそれで済むことはなく、継続的な維持管理を必要とする。その基本となるのが測量だ。

 測量が的確でないと、道路を補修したり路線を変更したりする際に連続性が失われる懸念が生じる。なおかつ注意すべきは、真上から道路を見た平面図で連続性が保たれていても、高低差による勾配が考慮されていないと段付きなどが生じ、高低での連続性が損なわれる。道路の連続性が損なわれれば安全なクルマの走行に支障をきたし、最悪の場合は事故につながる懸念も生じる。クルマだけでなく歩行者に対しても、段差などができれば躓いて怪我をするといったことが起きかねない。

 道路の維持管理はとても大切で、当たり前に道路が機能するために測量は欠かせない作業のひとつとなっている。なにかを計測する場合、基準の均一性が重要に思えるが、道路の場合はかならずしも等間隔で測量すればよいということでもないという。たとえば、道路が曲がっていたり坂道になっていたりする状況では、道路の変化の基点や変化の度合いを外さないことが重要で、こうした場合はより細かな測量点が必要になる。

 また、道路は日常的にクルマや人などさまざまな通行があり、それを妨げない配慮や事故に至らないよう誘導を含めた安全の確保が不可欠で、そうした手間も測量の仕事のうちに入ってくる。なおかつ交通が繁多な区間であるかどうかが仕事の進捗を左右し、作業時間や作業期間の設定にかかわる。要は、道路の測量といっても段取りは一様ではない。

 どのような仕事でも円滑に進めるための知見が不可欠だが、道路の測量は専門性だけでなく作業の進行に配慮した知見が求められる。日本の道路総延長は高速道路を除いても約127.6万km(高速道路は9351.3km)に及ぶ。その道路をなんの不自由なく移動できる背景には、傷んだ舗装の補修だけでなく保守の前提となる測量が不可欠なのである。


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御堀直嗣 MIHORI NAOTSUGU

フリーランスライター

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日産サクラ
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乗馬、読書
好きな有名人
池波正太郎、山本周五郎、柳家小三治

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