いまコンビニが車中泊の聖地に。 24時間トイレ&防犯も完備、ローソンが仕掛ける「RVパーク」の圧倒的メリット

この記事をまとめると

■車中泊はどこでもできるわけではない

■ローソンが店舗の駐車場内に車中泊向け施設のRVパークを設置中

■対象店舗が拡大し岐阜県と三重県にも10月9日(金)より初進出する

車中泊できるローソンが全国に拡大中!

 コロナ禍以降、あるアクティビティがクルマ好きのなかで流行った。それが「車中泊」である。車中泊とは読んで字の如く「車」の「中」で「泊まる」ことだ。

 一見普通のことにも見えるが、これはドライブ中に疲れたので仮眠をするといったようなことではなく、クルマを使って宿泊をすることがテーマだ。そのために、車内を寝泊まりしやすいように改良(カスタム)したり、なにかギア(道具)を見つけたりと、楽しみ方が無限大なのもこの車中泊の魅力だ。

 簡単にいってしまえば、クルマをアウトドアで使うテントやシェルター代わりにするといった感じだろうか。

 しかしこの車中泊、クルマで走りまわって、クルマが置けるところで自由気ままに宿泊……というのはNGな場合がある。

 車中泊でよく使われる場所が、道の駅の駐車場や公園の駐車場、さらには高速道路のSA/PAなどで、車中泊をしない人からしてもこれらの施設は駐車場があり、お手洗いなどが完備されている場合が多いので、利用するのに最適な場所に思える。しかしこれらの施設の多くでは「車中泊は禁止」となっていることがほとんどで、一部施設ではハッキリ明記されている。事情はさまざまだが、よくある例では「騒音問題」「ゴミ問題」「一般利用客向けのスペース減少」が挙げられる。

 なので、車中泊をいざやろうとすると意外とハードルが高いのだ。では車中泊ファンはどこでやっているのか。その答えはRVパークやアウトドア施設の活用だ。RVパークとは、あらかじめ車中泊ができるエリア(区画)を予約して押さえて、そのエリアに自身の愛車をもち込み、その場所で寝泊まりをするというもの。区画には水道やコンセントなどが完備されている場合も多く、受付を兼ねた管理棟などではスタッフが常駐していたり、アウトドアグッズが販売されているので、誰もが安心して車中泊を楽しめる。後者はキャンプ場となる。

 そんなRVパークは現在、全国に680カ所以上あり、日に日にその数を増やしているのだが、これに目をつけたのが、ようやく本記事の主役である大手コンビニチェーンのローソンだ。

「ローソンと車中泊ってなんだ?」となるのも無理もない。しかしローソンは、「全国展開」「24時間いつでもスタッフ(店員)が常駐」「商品もあればお手洗いもある」「店が明るいので防犯上も安全」「駐車場がある」というコンビニの強みを武器として、2024年から千葉県の一部店舗の駐車場の枠を使って試験的にRVパークを開設。コロナ禍以降に起こった車中泊ブームの波に乗る形で参入した。最初は手探りだったそうだが、プラスの反響が多く、土日祝の多くは予約でいっぱいだったという。

 そんなローソンのRVパークは、2026年6月までの期間限定ということで千葉県に11店舗設置されていたが反響がよかったことからサービスを継続。さらに2026年7月には埼玉県(5店舗)・静岡県(9店舗)・愛知県(3店舗)に追加され、計28店舗で実施することとなり、終わるどころかサービスが加速。

 そしてその勢いは止まることを知らず、2026年10月9日(金)からは、岐阜県と三重県に初進出すると発表した。岐阜県では4店舗、三重県では5店舗となる。ローソンは、この2県の店舗に新たに設置した理由を以下のように述べている。

岐阜県は、高山や中津川など全国的な観光地を有するほか、道の駅数が全国2番目に多いなど、ドライブ観光や車中泊需要が高いエリアです。同様に初展開となる三重県は伊勢神宮や伊勢志摩エリアをはじめとする広域に観光地を有しています。両県ともに周遊観光の需要が見込まれることから、この度の拡大となりました。

 今回の9店舗追加でローソンによるRVパークの設置は全国で37店舗となった。また、これだけでは終わらず、同社では10月下旬に大分県、佐賀県、長崎県、11月に東京都、神奈川県、香川県、徳島県、愛媛県、高知県、宮城県での拡大を予定しているとのことで、2026年度内に約70店舗規模での展開を目指しているそうだ。

 1回の予約で駐車枠が2枠利用でき、電源ドラムの貸し出しや、生ゴミなどを1袋分無料で捨てられるといったサービスがついて、1回1区画につき2500~3000円で借りることができる。チェックイン時間は15時~22時、チェックアウトは翌午前10時までとなる。都市部のコインパーキングの上限金額程度で枠が使えるので、宿を取ることを考えると破格といえる。

 アウトドアや車中泊ファンにとっては見逃せないサービスとなりそうだ。


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WEB CARTOP 井上悠大 INOUE YUTAI

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