この記事をまとめると
■日産が欧州向けAセグメントEV「ピクソ」を発表
■ベースはルノー・トゥインゴE-Techエレクトリック
■27.5kWhのLFP電池で最大259kmを走行
日産独自のデザインを纏ったルノーの姉妹車
日産自動車が9月23日、欧州向けの新型小型EV「ピクソ」を発表した。日産のEVラインアップをAセグメントまで広げる位置づけのモデルで、都市部での利用を想定して開発された。2026年4月に発表した長期ビジョン「モビリティの知能化で、毎日を新たな体験に」を体現する1台であり、スピードと柔軟性を高めた新しい車両開発アプローチのもと、手ごろな電動モビリティとして仕立てられている。
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開発にあたってはルノーとのパートナーシップを活用。車両デザインは日産が担当し、生産はスロベニアにあるルノーのノボ・メスト工場で行われる。両社の知見と強みを融合させることで、欧州の都市部に暮らす顧客のニーズに応える都市型モデルに仕上げたという。
ベースとなるのは、すでにルノーからデビューしている「トゥインゴE-Techエレクトリック」だが、前後の灯火類、バンパー、ホイールなどのデザインを日産独自で大幅に変更。車名の由来にもなっているピクセル風の意匠が随所に取り入れられ、ベース車とは大きく異なるアピアランスを手にしている。
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ボディサイズは全長3796mm×全幅1790mm×全高1512mm、ホイールベース2492mm。モーターの最高出力は60kWとなる。バッテリーには、欧州向けの日産車として初となる27.5kWhのリン酸鉄リチウムイオン(LFP)バッテリーを採用した。
WLTP基準での航続距離は最大259km(認証取得前の参考値)。充電性能は、最大50kWの急速充電(15%から80%まで約28分)に加え、11kWまで対応する普通充電機能を全車に標準搭載しており、普通充電はV2L(車両からの給電)にも対応する。荷室容量は通常時356リットル、後席格納時には1221リットル(いずれもVDA方式)を確保した。
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安全・先進機能としては、自動ブレーキやレーンキープシステム、e-Pedalを含む先進運転支援技術を搭載。コネクテッド機能では「MyNissan」アプリを通じてナビゲーションやリアルタイムルート案内、充電管理、車両操作などが可能になる。インフォテインメントにはGoogle Geminiに対応した「Google built-in」を採用し、自然な音声での操作にも対応する。
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価格や詳細仕様の発表は12月以降を予定しており、納車開始は2027年初頭からとなる見込みとなっている。欧州でのAセグメントは、日本の軽自動車と同様に街乗りがメインとなるシティカーとして競争が激しいジャンルであり、BEV化との相性も良好といえる。すでにホンダSuper-ONEは英国でSuper-Nとして販売され、スズキも新型軽EVのeスカイの輸出を検討している。こうした分野における日系メーカーの躍進にも注目したいところだ。