【デトロイトショー2016】インフィニティQ60スポーツ登場!

スカイライン・クーペとしての導入はあるのか?

 2016 年デトロイトショー(North American International Auto Show 2016)の日本車勢のプレスカンファレンストップはインフィニティ。セダンのQ50が世2013年に登場した後も、先代モデル(V36)のまま 継続販売されていたクーペのQ60だが、昨年のデトロイトショーでコンセプトモデル「インフィニティQ60コンセプト」をお披露目。その評価が非常に高く 市販モデルが期待されていたが、ついに量産モデル「インフィニティQ60スポーツ」を世界初公開。カルロス・ゴーンCEO自らがプレゼンテーションを行なった。
Q601

 エクステリアは「ドライバーにフォーカスしたデザインをさらに強化した」と語ったが、ほぼコンセプトモデルを再現している。第3世代となる「ドライバーフィーカスデザイン」を採用。ワイド&ローで前後オーバーハングが短くなったことで、全体的に凝縮感が増したのと流れるようなサイドシルエットなどにより、セダンのQ50のセダン版と言うよりは、独立したクーペらしいスタイルになっている。ちなみにボディサイズは全長4683×全幅1850×全高1385mmと現行モデルより少しだけサイズアップ。一方、インテリアはQ50と共通デザインで、ドライバー中心のレイアウトを採用している。

 パワートレインは「高い環境性能と力強いパフォーマンスを実現した」と言う新開発ユニットを搭載。これまで長く使用されてきたVQ型から新開発となるVR型は独自開発の3.0Lのツインターボで、出力違いで2タイプ(300ps/400Nmと400ps/475Nm)を設定。また、ダイムラーから供給される直列4気筒の2.0ターボ(211ps/350Nm)も設定されている。トランスミッションはどちらも7速ATの組み合わせだ。ちなみに駆動方式はFRとAWDを設定している。

Q605ハンドリングは「卓越した走行性能と優雅さを強化」と語ったが、基本性能のレベルアップはもちろん、第2世代に進化したダイレクト・アダプティブ・ステアリング(DAS)や新たに採用されたダイナミック・デジタル・サスペンション(DSS)の採用などにより、スポーツモデルらしい「機敏なハンドリング」とクーペらしい「快適性」を実現しているそうだ。

Q607プレゼンの最後に、ゴーンCEOは「Q60スポーツは“グローバルモデル”で、北米を皮切り順次世界に販売を行なう」と語ったが、日本導入…つまり次期スカイライン・クーペは存在するのだろうか? それに関して日産関係者は「ウーン、どうでしょうね?」とYESともNOとも言わない意味深なコメントを残してくれた。ちなみにある日本の販売会社では「日本導入はありますよ」と非公式にユーザにアプローチをしていると言う話もある。

 ゴーンCEOは「2016年はインフィニティにとって躍進の年」と語ったが、その恩恵は様々な形で日本でも受けられるといいのだが…。よろしくお願いします!!

 (写真:青山義明)

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