日本が生むはずだった「幻のスーパーカー」とは!? (3/3ページ)

スバルやヤマハもV12気筒エンジンで名乗りを上げた究極のカテゴリー

 ただし、バブルだけに、日産以外にも意欲をもっていたメーカーはあって、たとえばスバルはF1向けに水平対向12気筒を開発していたが、それを搭載したのがジオット・キャスピタ。これは冒頭で紹介した林みのる氏の童夢が設計したもので、カーボンモノコックのボディに、フェラーリのF1エンジンなども手掛けたカルト・キティ氏が手掛けた水平対向12気筒エンジンをミドシップに搭載するという王道的なスーパーカーだったが、肝心のスバル製エンジンの完成度が低くて、結局消えてしまった。ちなみにこちらの幻のスバル製12気筒エンジンも、WEB CARTOP責任者は当時F1レースの現場で目にしたことがあると言う。「3.5リッターの12気筒とはいえレーシングエンジンなのに、畳み半畳くらいもある大きなユニットだった」とコメントしている。WEB CARTOP

 また最近、4輪への進出を表明してスーパーカー作りに励んでいるヤマハも、1992年にOX99-11なるスーパーカーをイギリスで発表し、誕生させている。エンジンはジョーダンに供給していたV12気筒のレーシングで、ボディは由良拓也氏によるセンターに縦二人乗りのユニークな形をしていたが、こちらはバブルの崩壊に合わせて撤退となってしまった。ちなみに販売価格は1億円とされていた。WEB CARTOP

 そのほか、インディーズ的な活動で、公道を走るCカーなどを作り、一部で熱狂的なファンがいたジム加藤(今でも活動中)。またオートバックスのガライヤなど、日本でもスーパーカーを作りたいという熱は結局1970年代から途切れることはないわけで、技術や素材など今や環境は整っている。きっと、世界に誇れるスーパーカーが登場するハズだ。

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