トヨタC-HR開発責任者の古場博之さんに世界一早い現場インタビュー!

トヨタC-HR開発責任者の古場博之さんに世界一早い現場インタビュー!

第86回ジュネーブショーで初公開の新型クロスオーバーの実力

「僕のワガママな性格がよく表れているクロスオーバーカーです(笑)。カッコ良くて良く走る。ライバルが多いSUVジャンルにおいて目立つクルマに仕上げました。このクルマはクロスオーバーですが…」

「TNGA(トヨタの新基準の新プラットフォーム)で作られた新型プリウスがベースですよね、とよく言われますがタイヤが大きく、ギヤ比も違う。アイポイントが高いのですが個性的でカッコ良く見え、我が意のままに走らせることができるクルマを目指しまた」

 ジュネーブの会場でC-HRがお披露目された直後、やっと正式な発表にこぎつけて心から嬉しそうな古場さんにお聞きした。WEB CARTOP

 古場さんは、走り屋としてわれわれの雑誌業界でも有名なエンジニアだ。自分でサーキットレースにも参加するほどで、メディア対抗ロードスターレースでも一緒に走っている。そのタイムはトップクラス。C-HR開発に当たっては、自分でも徹底して走ったという。ドイツのアウトバーンや欧州の高速ワインディングをたくさん走りまわった。もちろん、あのニュルブルクリンクも!

 トヨタ86開発の多田哲也さんに会場で出会ってC-HRの話を聞くと「古場さんはハンドリング、操縦安定性に本気で取り組んでいたようで、そのこだわりの強さは、周りの人が大変だったと聞いています。ま、普通のチーフエンジニアと開発のアプローチが相当異なっていますね(笑)」

 発表されたC-HRはこれまでのコンセプトカーよりたくましく、美しいプロポーションにまとまって見える。近くにいたイギリスのジャーナリストは「背が高いけど、まるで2ドアクーペみたいだね。ショーモデルがそのままプロダクトモデルになったみたいでワンダフル!」と絶賛。WEB CARTOP

 さらにこのクルマは、5月のドイツ・ニュルブルクリンク24時間レースにも挑戦することが決まっている。「ニュルのクルマは制作中で、間もなくテスト開始します。私もテストでニュルを走りますよ。市販車より車高を落として、タイヤは少し小さいサイズを使います。エンジンは1.2リッター・ターボを使います」

 走りのことになると話が止まらない。パワーユニットは1.2リッターターボで、これはオーリスと同じでレスポンスに優れ好評なエンジン。ハイブリッドは1.8リッター、それに欧州向けには2リッターのNAも用意されている。基本はFFで、1.2リッターターボ搭載車で4WDも設定されている。WEB CARTOP

「2ドアクーペ風のスタイルにこだわって、PCD(プロダクト・チーフデザイナー)の井沢にダイヤモンドをモチーフにしたパッケージ・プロポーションンをお願いしました。屋根を絞り込んで後席の広さは追及しない、という割り切りも」

 この日、アウディからは新型Q2が発表されて話題を呼んだ。日本車にもジュークやCX-3など競合車も多い。日本での発表は夏前後か…。とにかく新たなクロスオーバー&SUVの新しい戦いが激化する。

 〈スペック〉

 全長4350mm 全幅1795mm 全高1555mm(ハイブリッド)/1565mm(ガソリン)

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