【検証】高価で手が出なかった「昭和の気になるクルマ」トップ5

「ハコスカGT-R」と「日産GT-R」はほぼ同価格だった!?

「最近のクルマは価格が高い」と思っている方も少なくないはず。記憶を少しだけ戻してみると、軽自動車は100万円前後、コンパクトカーでも100万円台という価格設定だったはず。とはいえ、急にクルマの価格が上がったわけではなく、そこには様々な要因が複雑に絡まり合いながら大人の事情で徐々に高騰していったのである。あぁ……昔は良かったなぁ、と思う前に、実は昭和の時代のクルマたちも高価だったということを検証したい。WEB CARTOP

 1955年(昭和30年)に登場したトヨペット・クラウン。言わずと知れた初代クラウンは、今から60年前にもかかわらず98万円で発売されていた。これは、1955年の大卒初任給が1万2907円から計算すると(2015年大卒初任給19万8000円÷1955年大卒初任給1万2907円で換算)、現在なら1500万円という価格にもなってしまう。これはレクサスの最上級車種LS600hLの1千594万5000円に匹敵する高額車となる。確かに言われてみれば、当時のクラウンだとすると、庶民には想像すら出来ない天文学的価格だったに違いない。そう、現代でも庶民がレクサスLS600hLが買えないのと同じように。
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 1958年(昭和33年)に登場した最初の大ヒット軽自動車にして国民車となった、スバル360。乗用車普及促進政策に対応するために、開発された名車中の名車。1958年に発売したスバル360は、その愛くるしいフォルムから「てんとう虫」と呼ばれ、36.5万円というプライスタグが付けられ発売された。こちらも、当時の大卒初任給1万3467円から現在の価格に計算をすると、約573万円(!!)にもなる超高額車両だったのである(!)。いまで言うなら、同社のスバルWRXの限定車S206と、ほとんど同じ価格ということになる。WEB CARTOP

 1967年(昭和42年)に登場した日本のスーパーカーの元祖、トヨタ2000GT。スタイリングと、高性能に心を奪われた人も多いはず。1967年に登場したトヨタ2000GTは、当時238万円という価格で販売されたが、結果的にはわずか337台しか生産されなかった。その2000GTも、大卒初任給2万6200円から現在の価格に照らし合わせると、およそ1800万円という価格となり、同社で言うなら今のセンチュリーよりも高く、ポルシェ911カレラ4GTSの1827万円に比肩する値段だったということができる。いま両車が売られていると、どっちの方が売れるんだろうか?WEB CARTOP

 1969年(昭和44年)に登場した日産スカイラインGT-R。日本の自動車史に残る名車といって、誰も異論はないはず。伝説のハコスカGT-Rは、モータースポーツなどでの活躍でさらにその価値を高めていった。そのスカイラインGT-R(PGC-10)の初期型4ドアは、154万円という価格で発売された。当時の大卒初任給が3万2400円から現在の価格を導き出すと941万円となり、ナント驚きの現行の日産GT-R Pure editionの947万7000円とほぼ同額の価格だったことが判明した。WEB CARTOP

 1981年(昭和56年)に登場したトヨタ・ソアラ。「ハイソカーブーム」を創出し、オイルショックからパワーダウンを余儀なくされた国産車に欧州車に対向できる「200km/h巡航時代」の到来を告げたクルマだ。1981年の発売価格を見てみると291.3万円という微妙な価格設定なっていた。これを当時の大卒初任給の12万800円から計算してみたら、477万円というこれまた微妙な価格となった。この車両価格だと、頑張れば買えるかも〜!? といった初代ソアラ。

 こうやって振り返ってみると、かなり昭和のクルマの価格設定も納得できる車両価格だった、ということができそうだ。ご納得していただけでしょうか!?

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