【栄光の歴史】ル・マンからJGTCまでレースで活躍したホンダNSX5選 (2/2ページ)

3.5リッターエンジンでJGTCに参戦

1997年 エイベックス 無限NSX ゼッケン18

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 JGTCに本格参戦するために新たに開発された1台。エンジンは無限チューンの3.5リッターNA(3.2リッターベースでストロークアップ/450馬力以上)、シャーシ開発はレーシングコンストラクターの童夢が担当。空力とくにグランドエフェクトを徹底追及した。

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 いわゆる無限×童夢プロジェクトによる最初の1台で、それを本田技術研究所が支援する強力な体制で、JGTCに殴り込みをかけた。

WEB CARTOPしかし、ライバルのニッサン、トヨタ勢がパワフルなターボエンジン搭載で、ミッドシップ車には不利なレギュレーションということもあり、参戦初年度は未勝利に終わった。

2000年 カストロール 無限NSX ゼッケン16

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 この年は5台のNSXが参戦。GT用のNSXとしては、はじめてのフルモデルチェンジを施し、空力面を大幅にアップデート。ボディ剛性も向上させ、オイルパンとエキマニのレイアウトを変更し、エンジンの搭載位置を大きく下げた。こうした改良が功を奏し、NSX勢は7戦4勝と大躍進。

WEB CARTOP道上龍がドライバーズタイトルを獲得し、無限×童夢プロジェクトもチームタイトルの栄冠を手にし、ホンダとしては初めてのダブルタイトルに輝いた。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

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